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ドルフィンズに悲劇、Sジョーンズの今シーズンが終了

2016年10月20日(木) 15:53

今季絶望となったSレシャッド・ジョーンズ【AP Photo/Wilfredo Lee】

マイアミ・ドルフィンズが悪い流れを食い止められずにいる。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地19日(水)、セーフティ(S)レシャッド・ジョーンズが肩の負傷により今季絶望となったと報じたのだ。

その後、ヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズが電話インタビュー中にこれを認め、さらにチームも正式にジョーンズを故障者リストに登録したと発表している。

ジョーンズは第6週のピッツバーグ・スティーラーズ戦で肩の腱板(けんばん)を断裂しており、試合には勝利を収めたものの、ドルフィンズはジョーンズの状態を相当に心配していた。

昨シーズンのジョーンズがNFLでナンバー1のストロングセーフティ(SS)であったことにほぼ議論の余地はなく、崩壊寸前だったドルフィンズのセカンダリーを首の皮一枚でつなぎ止めていた選手だった。先週のスティーラーズ戦、ワイドレシーバー(WR)アントニオ・ブラウンと対峙したディフェンシブバック(DB)のバイロン・マックスウェルは、これまでで1番のプレーを見せてチームに貢献し、意地を見せつけた。

過去にゲイズはフィールド上でのジョーンズのプレーや闘志を他のプレーヤーにも見習ってほしいとこぼしたこともある。今やその視線は2014年ドラフト4巡目で指名されたフリーセーフティ(FS)ウォルト・エイキンスに注がれている。ドルフィンズはセカンダリーにできた穴を埋めるため、複数のDBプレーヤーを交代で起用する可能性もある。

数多くの守備選手がその実力を証明しようと試みたが、1人だけの力でジョーンズのような選手に勝る者は現れてこない。

深刻な負傷を抱えたロスリスバーガーを擁したスティーラーズにかろうじて勝利を収めて連敗を止めたドルフィンズには、なおさらジョーンズを凌駕する者などいない。今週末、波に乗るバッファロー・ビルズをホームで迎えるドルフィンズは、ケガ人で戦力を大幅に削がれようとも幸運を味方に勝利を願い続けるのだ。