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タイタンズRBヘンリー、遅くともプレーオフまでに復帰の見込み

2021年12月13日(月) 10:23


テネシー・タイタンズのデリック・ヘンリー【AP Foto/Darron Cummings】

テネシー・タイタンズのスターランニングバック(RB)デリック・ヘンリーが足を骨折してから1カ月以上経った。このケガにより、ヘンリーは長期間の離脱を強いられている。タイタンズが先週のバイウイークまでに2勝2敗と健闘している間に、ヘンリーは仕事を開始した。

関係者によると、リハビリは非常に順調であり、タイタンズがプレーオフに進出した場合、ヘンリーはそのタイミング――もしくは、勝てる見込みがあればシーズン第18週――に復帰できる見通しだという。11月2日に第5中足骨の修復手術を受けた後、今季中に復帰できるだろうとチームは楽観視していたが、経過報告でもその期待感は高まっていった。

現地12日(日)に行われたジャクソンビル・ジャガーズ戦で勝利して現在9勝4敗のタイタンズは、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区で首位に立っている。

ヘンリーの復帰についてはタイムテーブルが確定しておらず、来週、より明確な情報が提供される予定だ。MVP候補の選手はもちろん、どんな選手であってもケガをしてほしくないものだが、完治した後、最も重要なタイミングで復帰できるのは幸運だと言えよう。

ヘンリーが負傷してからスーパーワイルドカードウイークエンドまでは11週間。仮にレギュラーシーズン最終戦の前週に復帰した場合、10週間となる。ケガから回復するまでの期間は6週間から10週間だと言われているため、もっと早く復帰できる可能性もある。

ヘンリーはプレーオフに向けて、万全の状態で臨めるだろう。

ヘンリーは足を骨折したまま挑んだ1試合を含めて8試合に出場し、合計937ヤードを獲得するなど、今季も順調な活躍を見せてきた。タッチダウン10回も決めており、MVP候補としても注目されている。

ヘンリーが不在となってからは、エイドリアン・ピーターソン(契約後、ウェイバーに)やジェレミー・マクニコルス、ドンタ・フォーマン、ドントレル・ヒリヤードが交代で出場しているものの、ランゲームの調子は浮き沈みが激しく、以前と同じとは言い難い。

施設を離れている間は念のため保護用ブーツを履いているが、ヘンリーはトレーナーたちと毎日のように練習に励んでいる。生き生きとした様子を見せており、チームの作戦の一部となっている。

ヘンリーが負傷した際、ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルは「可能な限り早くチームの元へ戻ってきてくれるだろう。彼にとっても重要だし、チームにとっても重要になると思う。少しの間、彼がいなくても前進していかなくてはならない」と語っていた。

長期的に見れば、タイタンズはいずれ助けの手を得られるだろう。

【RA】