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バッカニアーズがQBブレイディのキャリア700回目のTDパスでビルズにサヨナラ勝ち

2021年12月13日(月) 13:54

タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Jason Behnken】

現地12日(日)、クオーターバック(QB)トム・ブレイディのキャリアに必読の一章が書き加えられた。

タンパベイ・バッカニアーズのクオーターバックであるブレイディは、バッファロー・ビルズを33対27で下した試合中に、ワイドレシーバー(WR)ブレシャド・ペリマンへのパスを通してキャリア700回目のタッチダウンパスに成功した。このパスによって劇的なオーバータイムでの勝利が決まっている。

ブレイディがオーバータイムにパスで勝利を決めたのは、キャリアで2回目のことだ(1回目は2003年シーズン第7週)。

「知っての通り、すごくレアだろ? だけど、本当にクールだった」とブレイディは報道陣に語っている。

「そこまで引き延ばさない方がずっと良かったけれど、結局は同じだろ? そこから学んで、前に進んでいかなきゃならないし、もちろん来週はディビジョンチャンピオンシップを懸けてプレーするから、全員にとって本当にエキサイティングさ」

日曜日の試合の大半で、ブレイディとバッカニアーズはリーグで最良の守備陣の一つに対して主導権を握っていた。ハーフタイムを迎えた時点で24対3という点差をつけていた。しかし、後半になってQBジョシュ・アレンとビルズの効果力な攻撃陣がイーブンにまで持ち直し、27対27で第4クオーターが幕を閉じている。

バッカニアーズの守備陣がビルズ攻撃陣を止める重要なプレーの後、ブレイディ一行は残り時間8分48秒でフィールドに戻ってきた。7回のプレーで構成された最終ドライブで、ブレイディはWRクリス・ゴッドウィンへのパスで6ヤード、ロブ・グロンコウスキーへのパスで14ヤードを稼ぎ、最後には5ヤードのパスとペリマンの53ヤードの走りで決勝点を挙げている。

それはこの日31回目のパス成功だった。この日にドリュー・ブリーズの持つNFL史上最多パス成功数を越えたブレイディは、かつての記録をさらに引き離している。新記録を樹立するには18回のパス成功が必要だったブレイディは、現時点でその記録を7,156回としている。

新たな記録を打ち立てた際に身に着けていたものについて聞かれたブレイディは「そういうことについては考えないんだ。そういうことがあるって、人には言われる。とてもクールさ。そういうジャージーやいくつかのものを取ってあるけれど、かなり整頓されている」と答えている。

「すごくたくさんの人たちがこういう素晴らしい業績を共有しているっていうのは、僕にとっては信じられないくらいのこと。いずれにせよ、チーム全体の賞だと感じているから、タッチダウンパスをキャッチしたことのあるすべての人が、NFLの歴史でものすごくクールなものの一部なんだ。それに、僕の前にこれを達成しているダン・マリーノやペイトン(マニング)、ドリューや何人かの信じられないくらいの選手たちのことは、常に尊敬してきた。だから、今回は最高の瞬間だった」

この日、ブレイディはブリーズの持つ最多4,000ヤード越えシーズン記録(12回)にも並んだ。44歳のブレイディはチームのリーダーとしてこれまでとまったく同じくらいシャープな状態で、2年連続のディビジョンタイトルを決定する可能性もあるシーズン第15週に向かう。

ブレイディほどこのポジションで成功を収めた選手はいないだろう。こういった記録が再び塗り替えられるのは、しばらく先のことになりそうだ。

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