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レイダースの無礼な行為をモチベーションにしたチーフスQBマホームズ

2021年12月13日(月) 14:10


カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Charlie Riede】

カンザスシティ・チーフスとそのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズは、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区のライバルとの対決に際して余計な話題を増やしたいとは考えていなかった。

しかし、試合前にラスベガス・レイダースの選手がフィールド中央部にあるチーフスのロゴマークの上に集まった行為により、シーズン第14週に向けて5連勝を収めていたチーフスの闘争心に火が着いた。その結果は・・・48対9でのチーフスの圧勝。51年間続いてきたライバル関係の歴史の中で最も大差をつけての勝利となった。

「見てくれ! 試合前のウォーミングアップを終えたレイダースが25ヤードライン付近でチームミーティングをしている。そして、フィールド中央部に移動してチーフスのロゴの上でハドルを組んだ。レイダースのメンバーがお互いを鼓舞すると、スタジアムはブーイングに包まれた。参加者募集中!!!」

試合後、マホームズは次のように語っている。「そのことはあまり話していない。自分たちが築いてきたものに対して、スタジアムに来たヤツらが失礼な態度をとるのは絶対に嫌だろう。それと、俺たちにとっては、試合に向けてのモチベーションにしかならなかったし、普段ライバル関係にある、優秀なチームに勝つのは難しい」

「今日はみんな準備万端で、それをフィールドで出せたんだと思う」

実力を発揮したいというチーフスの望みは試合中、3つの局面で叶っている。最初のプレーでセンセーショナルなファンブルリターンタッチダウンを決めて試合の流れを作ってから試合終了のホイッスルが鳴るまで、チーフスは容赦ない攻撃を続けた。

レイダースの最初のドライブがパントで終わった後、マホームズは攻撃陣を効率的に導き、7回連続でスコアリングドライブを演出した。ランニングバック(RB)のクライド・エドワーズ・ヒレアーとデリック・ゴアが合わせてキャリー19回、103ヤード、タッチダウン3回を記録した一方で、マホームズはパス258ヤード、タッチダウン2回、ターンオーバー0回をマーク。キッカー(K)ハリソン・バッカーは2本のフィールドゴールと6本中6本のポイントアフタータッチダウンを成功させ、チームの勝利に貢献した。

【RA】