36名の選手が新型コロナ陽性、第3層のスタッフにオミクロン株陽性者も
2021年12月14日(火) 11:1236人のNFL選手――アクティブロースターの25名と練習生の11名――が、検査で陽性だったことにより現地13日(月)にリザーブ/COVID-19(新型コロナウイルス感染症)リストに置かれた。
これは2020年にこのリストが設けられて以来、一度に加えられた最大の人数だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えている。
陽性反応が相次いだのを受け、NFLは第1層と第2層のメンバーで“以前にワクチンを接種し、(アメリカ疾病予防管理センター/CDCの)ガイダンスの元で適格である者”に、12月27日(月)までに“ブースターショットを受けること”を義務づけた。この措置は『NFLネットワーク』のマイク・ガラフォロが取得した覚書の中で公表されている。
第1層には選手、コーチ、医師、トレーナー、および選手と直接の接触が必要な人員が含まれる。しかしながら、選手へのすべての要請はNFL選手会(NFLPA)と交渉する必要があるため、選手にはこの義務は適用されない。第2層に含まれるのはジェネラルマネジャー(GM)、フットボール運営部門の従業員、その他のアシスタントコーチなどだ。
検査で陽性だった選手にはロサンゼルス・ラムズのコーナーバック(CB)ジャレン・ラムジー、ワシントン・フットボール・チームのディフェンシブラインマン(DL)ジョナサン・アレン、ロサンゼルス・チャージャーズの新人オフェンシブタックル(OT)カダリウス・トニーらがいる。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、陽性者36名という数字はこれまでの最多である今年7月28日の24名を大きく超えているという。
また、ワシントン・フットボール・チームの第3層のスタッフがオミクロン株の陽性だと判明している。リーグ内でオミクロン株の陽性者が判明したのは初めてだとペリセロはつけ加えた。
第3層の人員には一部の運営職員、内部のメディアおよび放送職員、運送担当者、施設ならびにスタジアムやイベントサービスの担当者が含まれる。これらのメンバーの選手との濃厚接触は禁じられている。
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