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故障者情報:ブラウンズWRプライアーがハムストリング負傷

2016年10月18日(火) 16:47

ハムストリングを負傷したブラウンズWRテレル・プライアー【AP Photo/James Kenney】

すでに大量のケガ人を抱えるクリーブランド・ブラウンズが切り札をも失うかもしれない。

ヘッドコーチ(HC)ヒュー・ジャクソンは記者に対して現地17日(月)、ブラウンズでワイドレシーバー(WR)を務めるテレル・プライアーがハムストリングを負傷し、今週は様子を見ることになると明かした。

ハムストリングの故障歴を持つプライアーにとって同箇所の負傷は気がかりだろう。2015年のトレーニングキャンプでもハムストリングの故障に泣かされたプライアーは故障者でもあったランニングバック(RB)ロバート・タービンと契約を結ぶためにチームから放出された。昨シーズン中にブラウンズと再契約を結んだが、故障後のスランプに陥ったプライアーはその後、なかなか目立つ活躍はできなかった。

しかし、今シーズンのプライアーは打って変わってブラウンズ攻撃陣の中でも群を抜く輝きを見せており、開幕から6週間が経過した現在、彼は413ヤードのレシーブ、3タッチダウン、33キャッチをマークしている。そんなプライアーを失えばブラウンズ攻撃陣は窮地に陥る。

HCジャクソンはクオーターバック(QB)ロバート・グリフィン三世(烏口骨骨折/うこうぼね)とワイドレシーバー(WR)コリー・コールマン(手の骨折)については何も状況に変化はないと近況を語った。現在のところ両プレイヤー共にプレーできるステータスではない。

【その他、17日までに分かっている各チームのケガ情報】

1.ヒューストン・テキサンズのコーナーバック(CB)ジョナサン・ジョセフが現地24日(月)に行われるデンバー・ブロンコスとの第7週には間に合いそうだが、16日のインディアナポリス・コルツ戦で足を骨折したもう1人のCBケビン・ジョンソンがブロンコス戦に出場する可能性は低いと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。

レギュラー陣を欠く中で守備陣のレベルを保ち続けるのはかなり至難の業ではあるが、もしリーグにそれが可能なチームがあるならばそれはヒューストンだ。CBのジョセフとA.J.ボウイがジョンソンとハムストリングの故障で2試合連続欠場しているカリーム・ジャクソンの穴を埋める。先週、練習生から昇格したロバート・ネルソンも起用可能だ。

2.ピッツバーグ・スティーラーズのQBベン・ロスリスバーガーが損傷した半月板の手術を行ったとHCマイク・トムリンが声明を通じて発表。トムリンはチームがロスリスバーガーの負傷が長期間に渡るものだとは考えてはいないが、明確な復帰時期も未定であることを明かした。

3.ボルティモア・レイブンズのラインバッカー(LB)テレル・サッグスは黒星を付けられたニューヨーク・ジャイアンツ戦で二頭筋を損傷した。ラポポートはサッグスが1週間ほどの離脱を余儀なくされるだろうが、古傷の膝とも付き合いながらでもプレーすることは可能だと伝える。HCジョン・ハーボー17日、「サッグスはすぐに復帰する可能性がある。どのくらい早いかはまだ分からない」と明かした。

ライトガード(RG)マーシャル・ヤンダ(肩)は2012年以降で初めて対戦するジャイアンツとの試合に欠場。HCジョン・ハーボーは今週末のニューヨーク・ジェッツ戦に向けたプロボウラーのヤンダに関し、「彼の状態は最終段階に来ている」と語った。

4.シアトル・シーホークスのディフェンシブタックル(DT)マイケル・ベネットはアトランタ・ファルコンズのタックル(T)ジェイク・マシューズによる議論を呼んだカットブロックで膝を負傷したが、深刻な状況は避けられたようだ。ベネットは「ブロックを受けた後、少し痛みを感じた」と語り、HCピート・キャロルは記者に対して「ベネットは打撲したが、週末の(アリゾナ)カーディナルス戦には出場できそうだ」と伝え、RBトーマス・ロールズに関してはまだ復帰まで数週間を要すると言及した。

5.グリーンベイ・パッカーズのHCマイク・マッカーシーはRBジェームス・スタークスが日曜日に膝の手術を受けたと発表。NFLネットワークのマイク・ガラフォロはスタークスの復帰には4週間ほどかかると報じている。

RBエディ・レイシーの左足首の状態はいまだ判断が難しいところ。日曜日の試合で彼が負った足首の負傷についてHCマッカーシーはまだ何も口にしていない。

6.ジャイアンツの攻撃コーディネーター(OC)ベン・マカドゥーはWRオデル・ベッカムが臀部(でんぶ)の治療を受けていると明かした。股疝痛(せんつう)によりベッカムは日曜日のボルティモア・レイブンズ戦で勝利を飾った後、すぐさまフィールドを後にした。この負傷がベッカムに与えた影響は何らなく、彼は222レシーブヤード、2タッチダウンをマークした。
6.ワシントン・レッドスキンズのHCジェイ・グルーデンはタイトエンド(TE)ジョーダン・リード(脳震とう)が18日にドクターの診察を受けると語り、新人セーフティ(S)のスア・クラーベンス(脳震とう)については今週から練習量を増やすと述べた。

7.ラポポートはマイアミ・ドルフィンズのSレシャッド・ジョーンズが肩の回旋筋腱板(かいせんきんけんばん)を損傷し、今季絶望の可能性もあると伝えた。今後、ジョーンズはより詳細な検査を受ける予定。
 
8.バッファロー・ビルズのHCレックス・ライアンはハムストリング故障中のディフェンシブタックル(DT)マーセル・ダレウスに関し、復帰時期は未定だと語った。

9.ブロンコスのHCゲイリー・キュービアックはOTラッセル・オカングとWRコディー・ラティマーが脳震とうプロトコル入りしたと明かしたが、「順調」に回復しているとも述べた。キュービアックは負傷していたWRエマニュエル・サンダースも月曜日の練習に参加したとコメント。

10.LBデービッド・ハリスの121試合連続出場が17日のカーディナルス戦で途切れた。ハリスはハムストリングの故障でインアクティブ登録され、CBダレル・レビス(ハムストリング)とセンター(C)ニック・マンゴールド(膝)はアクティブ登録。

11.インディアナポリス・コルツのTEドウェイン・アレンは足首を捻挫し、MRI後は様子を見て判断されるとラポポートが報じている。

12.ニューヨーク・ジェッツの新人LBダロン・リーは17日に行われたアリゾナ・カーディナルス戦の後半に右足首を負傷して試合には復帰しなかった。RTブレント・クベイル(痛打)とWRチャロン・ピーク(胸部/きょうぶ)も序盤に離脱し、試合には復帰しなかった。

13.17日のジェッツ戦でハムストリングを痛めたカーディナルスのQBカーソン・パーマーは第4クオーターに離脱し、その後は試合に戻らなかった。