ペイトリオッツ戦で「ランプレーを止めて、深みのない攻撃にしてやりたい」とコルツLBオケレーケ
2021年12月15日(水) 15:3514対10でバッファロー・ビルズを下した試合で、ニューイングランド・ペイトリオッツの攻撃コーディネーター(OC)ジョシュ・マクダニエルズは自身の指揮する攻撃陣に46回走らせた一方で、たった3回のパスしか投じさせなかった。
暴風が吹く極限状態で、相手守備陣の抵抗力を弱めると共に新人クオーターバック(QB)マック・ジョーンズの負担を減らすために、ペイトリオッツがランプレー中心で進めたかったのは明らかだった。ディフェンスがランを止められないのであれば、マクダニエルズはそれをコールし続けるだろう。
一方、現地18日(土)に控える試合を前にして、ペイトリオッツがジョーンズにボールを投げさせたいと考えているのをインディアナポリス・コルツは理解している。
『Indy Star(インディ・スター)』によると、ミドルラインバッカー(MLB)ボビー・オケレーケは「これが俺たちのプライドだ。ランプレーを止めて、深みのない攻撃にしてやるだけの準備はできている」と語ったという。
コルツはアウトラインバッカー(OLB)ダリウス・レナードやオケレーケが筆頭格となり、NFLでもかなり優秀なランディフェンスを誇る。シーズン第14週にバイウイークを迎えるにあたり、コルツは『Football Outsiders(フットボール・アウトサイダーズ)』の統計“DVOAメトリクス” (ディフェンシブプレーがチームの勝利にどれだけ貢献したかをリーグ平均と比較して求める指標)で4位につけていた。
ペイトリオッツのラン攻撃を遅らせるためには、ディフェンス中央部が規律正しく動かなければならないとオケレーケは指摘しており、次のようにコメントした。
「ヤツらは激しいラン、トラップ、カウンター、パワーをミックスしてくるんだ。俺とか他のラインバッカーは正しく判断して低い姿勢でプレーし、よりアグレッシブでフィジカルなチームになることが大切だ」
かつてQBペイトン・マニングとQBトム・ブレイディとの間にライバル関係があった時代とは打って変わり、2021年のコルツとペイトリオッツはフィジカルな勝負で相手を上回りたいようだ。土曜夜はインディアナポリスで相手をより強くたたきのめしたチームが、プレーオフ進出に大きく影響する試合で勝利を手にするだろう。
【RA】