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NFLがインターナショナル・ホーム・マーケティング・エリアの対象チームと国を発表

2021年12月16日(木) 13:28

フィールドに置かれたフットボール【AP Photo/Mark J. Terrill】

国際委員会の承認を受けてNFLは現地15日(水)に、18チームが8カ国26カ所のインターナショナル・ホーム・マーケティング・エリア(IHMA/国際マーケティング拠点)へのアクセスを許可されたことを発表した。この画期的で新しい取り組みにより、チームはグローバルブランドを構築するための重要かつ長期的な取り組みの一環として、マーケティング、ファン参加、商業化のために海外の地域へアクセスし、NFLファンの国際的な成長を促進することが可能になる。

NFLの戦略成長部門担当上級副社長を務めるクリストファー・ハルピンは、「NFLの大規模なファンコミュニティーはわれわれのチームあってのことだ」と述べている。「この重要な取り組みにより、NFLのチームは海外のNFLファンと有意義で直接的な関係を築くことができ、世界中でファンの増加と熱狂を促進することができる。最初の応募期間では、チームからあった提案の数やその創造性、コミットメントのレベルに非常に満足しており、来年早々に各チームが活動を開始することを楽しみにしている」

IHMAプログラムの一環としてチームは少なくとも5年間、国際市場へのアクセスが可能となり、その間に該当の国際市場で国内のプラットフォームでできることと同じような活動を追求する権利を有する。これには、対面およびデジタルによるマーケティング、企業スポンサーシップの販売、ファンイベントや販売促進活動、ユースレベルのフットボール活動、商品販売、市場における他のスポーツおよびエンターテインメント施設との共同マーケティング関係などが含まれる。

各チームは2022年1月1日からそれぞれの市場で活動を開始することができる。

タンパベイ・バッカニアーズのオーナー兼会長の一人であり、NFL国際委員会の会長も務めるジョエル・グレイザー氏は次のように語った。

「今回の発表は、今後何年にもわたってNFLの継続的な成長と拡大に大きな役割を果たすであろうこれらの国際市場と長期的な関係を築き、NFLのグローバルリーチを拡大するための重要な節目となった。リーグの成功の多くは、各チームがファンと築いてきた強いつながりに根ざしており、この取り組みにより世界中のファンを魅了し、活気づけるための多くの手段が生み出されることになる」

リーグはインターナショナルゲームへのコミットメント――全32チームが今後8シーズンで少なくとも1試合はインターナショナルゲームを行うこと――と相まって、チームができる限りインターナショナルゲームをそれぞれのIHMAで行えるよう最善を尽くすという。

この取り組みが開始された後にチームは毎年春に将来の提案を提出し、国際委員会の審査を受けることができる。

IHMAを獲得したチームとそれぞれの国は以下の通り。

オーストラリア:ロサンゼルス・ラムズ

ブラジル:マイアミ・ドルフィンズ

カナダ:ミネソタ・バイキングス、シアトル・シーホークス

中国:ロサンゼルス・ラムズ

ドイツ:カロライナ・パンサーズ、カンザスシティ・チーフス、ニューイングランド・ペイトリオッツ、タンパベイ・バッカニアーズ

メキシコ:アリゾナ・カーディナルス、ダラス・カウボーイズ、デンバー・ブロンコス、ヒューストン・テキサンズ、カンザスシティ・チーフス、ラスベガス・レイダース、ロサンゼルス・ラムズ、ピッツバーグ・スティーラーズ、サンフランシスコ・49ers

スペイン:シカゴ・ベアーズ、マイアミ・ドルフィンズ

イギリス:シカゴ・ベアーズ、ジャクソンビル・ジャガーズ、マイアミ・ドルフィンズ、ミネソタ・バイキングス、ニューヨーク・ジェッツ、サンフランシスコ・49ers

「NFLがインターナショナル・ホーム・マーケティング・エリア(IHMA)の対象チームと国を発表」

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