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パンサーズQBダーノルドが復帰指定されるも、コンタクトの許可は下りず

2021年12月17日(金) 10:29

カロライナ・パンサーズのサム・ダーノルド【AP Photo/Mark Humphrey】

ヘッドコーチ(HC)マット・ルールがカロライナ・パンサーズで過ごす2年目のシーズンは、クオーターバック(QB)サム・ダーノルドと共に歩むという信念を持って始まったが、計画通りに事は進んでいない。

肩甲骨の負傷により故障者リザーブ(IR)に登録されていたダーノルドは、1カ月以上プレーしていない。これにより、パンサーズはキャム・ニュートンを呼び戻し、ニュートンとバックアップのP.J.ウォーカーとの2人体制をやむを得ず採用している。ダーノルドが負傷して以来、パンサーズは1カ月でわずか1勝しかしていないが、5勝8敗という瀬戸際に立つチームの助けとなる選手は、すぐに戻ってこないようだ。

ダーノルドは現地15日(水)にIRから復帰したものの、まだコンタクトの許可は下りていない。そのため、当面はニュートンとウォーカーの出番が多くなるだろう。

チーム公式サイトによれば、ルールHCは「復帰したのにプレーする許可が下りていない。いつになるのか分からない。投げるのと動くのには十分だが、まだコンタクトを受けられない状態だ。CTスキャンが必要になるため、今後数週間のうちに実施するだろう。だから、もう少し先になりそうだ」と述べたという。

今季は残り4週間となり、“今後数週間”が少なくなってきた。ダーノルドがパンサーズで過ごす初めてのシーズンは精彩を欠くものだったが、パンサーズはトレードでダーノルドを獲得してから5年目オプションを行使したため、少なくとも2022年まで支払い義務がある。

ダーノルドがパンサーズに在籍するのは2022年までかもしれない。決断はオフシーズンに下されるだろう。

ルールHCは「彼が復帰するかどうかも分からない。サムにとって、チームメイトと一緒に練習したり、ドリルを行ったりするのは良いことだが、許可を得るまでの道のりはとても長い。これから先、いろいろなことが起こるだろう」と語っている。

残された期間はわずか4週間。ダーノルドはすでにシーズン終了となっている可能性があり、そうでない場合も、重要な意味を持たない試合で復帰するだろう。パンサーズは21日以内にダーノルドをIRからアクティブ登録しなければならない。チームにとっては、今の実力を評価するためにダーノルドを出場させる価値はあると言えよう。

それ以上に、パンサーズはこの試合(あるいはこれらの試合)が、今後の改善に生かすためのレップス以上の意味を持つことを願うしかない。直近10試合中わずか2試合しか勝利できていないパンサーズは、確実にその機会を利用するだろう。

【RA】