クリーブランド・ブラウンズのクオーターバック（QB）がまた一人、戦線を離れる。

現地18日（土）に予定されているラスベガス・レイダース戦でQBベイカー・メイフィールドに代わって先発する見込みだったケイス・キーナムが検査で陽性となり、メイフィールドと同じリザーブ／COVID-19（新型コロナウイルス感染症）リストに置かれる見込みだ。『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロが伝えている。

これでブラウンズのアクティブロースターに残っているQBはニック・ムレンズのみとなった。ムレンズは木曜日に練習生から昇格している。検査で陽性だったメイフィールドは、水曜日にアクティブロースターから外れた。キーナムを含めず、ブラウンズの選手16名がCOVID-19リストに登録されている。ヘッドコーチ（HC）ケビン・ステファンスキーとランニングバック（RB）コーチのライアン・コーデルもCOVID-19によってチームを離れている。

セーフティ（S）グラント・デルピット、ディフェンシブバック（DB）A.J.グリーン、Sロニー・ハリソン、ラインバッカー（LB）ジェイコブ・フィリップスも新型コロナウイルス感染症の陽性だったとガラフォロは報じた。

多くの選手が戦線を離脱している状況ながらも、リーグがシーズン第15週のブラウンズとレイダースの対決を延期する兆候はないともガラフォロは伝えている。NFLは木曜日に改定版のプロトコルを発表しており、その中ではワクチン接種済みの選手は無症状かつ24時間以内に行われた検査で2件の陰性の結果が出れば、陽性だった検査の翌日に隔離から復帰できるとされている。

木曜日の午後、メイフィールドはリーグのCOVID-19プロトコルの扱いについて不満を述べていた。

メイフィールドは強化COVID-19プロトコルに置かれたチームでは連日の検査が行われることを踏まえ、『Twitter（ツイッター）』に「＠NFL、プロトコルをちゃんとやってくれよ。そこにやってきて3回のチームの検査をやるだけだって?!?　そうすりゃスケジュール通りに試合ができて、稼げるってことか」とつづっている。

メイフィールドはさらに、土曜日に試合を行うことへの疑問や、木曜日の練習後にチームが検査を行ったことについてこう触れている。

「これだけの割合が続いていれば、選手の安全性を守ろうとすれば試合の延期になるはずだ。だけど、症状がないならワクチン接種済みの選手は検査しないというなら、これがランダムに引き出されることになる。俺には意味が分からない」

「これに意味があるのか教えてくれよ・・・今朝は検査なし・・・それでチームが集まって練習・・・練習後に検査する。何かおかしい気がするけど」

メイフィールドとキーナムが正式に除外されたとして、ムレンズには十分な先発出場の経験がある。過去3シーズンにサンフランシスコ・49ersで16試合に先発しており、うち8試合は昨年のものだ。ムレンズはこれらの試合で4,405パスヤードを稼いでおり、これはキャリア最初の16試合の数字としてパトリック・マホームズ、ジャスティン・ハーバートに次ぐ第3位となっている。

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