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ワシントンQBハイニケがリザーブ/COVID-19入り

2021年12月18日(土) 06:12

ワシントン・フットボール・チームのタイラー・ハイニケ【AP Photo/Patrick Semansky】

また新たに1人の先発クオーターバック(QB)がリザーブ/COVID-19リストに登録された。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロは現地17日(金)、情報筋の話としてワシントン・フットボール・チームのQBタイラー・ハイニケが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査で陽性反応を示したと報道。チームはハイニケをリザーブ/COVID-19リストに入れている。

ラポポートによれば、バックアップQBカイル・アレンがすでにリザーブ/COVID-19リスト入りしているため、ワシントンはニューイングランド・ペイトリオッツの練習生だったギャレット・ギルバートと契約したという。その後、チームもこの動きを認め、また、キース・イスマエルをリザーブ/COVID-19から外してアクティブ登録している。

ハイニケのニュースはワシントンにとって大打撃と言えよう。次戦はNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の第7シードを争うNFC東地区のライバル、フィラデルフィア・イーグルスとの対戦が控えているからだ。プレーオフ進出の可能性をつなげようとする中で、ほぼ未経験のバックアップQBを先発させることを余儀なくされるとあって、ワシントンの戦いは困難を強いられる。

ハイニケもアレンもCOVID-19プロトコルを抜け出せない場合、今季、ワシントンの練習生として活動するカイル・シューマーが先発する可能性がある。NFLが16日に更新したプロトコルではワクチンの完全接種を終えている選手の復帰までが容易になってはいる。

ギルバートは少なくとも1試合に先発出場したことがあり、昨年、ダラス・カウボーイズから出場したピッツバーグ・スティーラーズ戦でパス成功率55.3%、243パスヤードを記録しており、タッチダウンとインターセプトは1回ずつをマークしている。問題は30歳のギルバートが十分に素早くスピードアップできるかどうかだ。プラス面を言えば、ギルバートはワシントンの攻撃コーディネーター(OC)であるスコット・ターナーと2018年にカロライナ・パンサーズでともに活動したことがある。

シューマーとギルバートに加え、ワシントンは今週はじめにジョーダン・タアムと練習生の契約を結んでいる。

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