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NFLがベンガルズLBバーフィクトのタックルを審議

2016年10月18日(火) 09:45

ベンガルズLBボンタゼ・バーフィクト(左)【AP Photo/Elise

シンシナティ・ベンガルズのラインバッカー(LB)ボンタゼ・バーフィクトがまたもタックルの議論に巻き込まれた。

現地16日(日)、シンシナティ・ベンガルズ対ニューイングランド・ペイトリオッツ戦はペイトリオッツが35対17でベンガルズを下した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは月曜日、この試合の第4クオーターでベンガルズのバーフィクトがタイトエンド(TE)マーテラス・ベネットにタックルしたプレーをNFLが審議していると伝えた。

今回の審議は基本的な手順で行われるが、バーフィクトには出場停止処分ではなく、高額な罰金が科されるとラポポートは見ている。

クオーターバック(QB)のトム・ブレイディがワイドレシーバー(WR)ダニー・アメンドーラにパスを出した際、LBバーフィクトはTEベネットの足元へタックル。これはプレーと直接関係のない場所で起きた。

ベネットは試合後、大手メディア『USA Today(USAトゥデイ)』のトム・ペリセロを通じて「バーフィクトはそのタックルについて謝罪してきた。“そうするつもりはなかったんだ”と言っていた。これも試合の一部。そういう事も起きる」と語った。

今回の処分を決定するにあたり、バーフィクトのこれまでの経歴も重要な要素となるはずだ。26歳のLBである彼はプレー中の安全に関するルールにたびたび違反し、今年の開幕3試合も出場停止処分を受けていた。バーフィクトは2015年シーズンだけでも同様の理由で4度罰金を科せられている。

バーフィクトが意図的にベネットにケガを負わせようとしたか、していないか、にかかわらず、そのタックルは不必要かつプレーに関係はなかった。リーグ側は今シーズン、選手の健康状態や安全面への問題をクローズアップして取り上げており、そんな中で起きた問題児でもあるバーフィクトのタックルは、リーグに酌量する余地を与えないだろう。