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【2016年第6週】テキサンズが延長戦を制して今季4勝目

2016年10月17日(月) 14:00

ヒューストン・テキサンズのRBラマー・ミラー【Aaron M. Sprecher via AP】

現地16日(日)、第6週のサンデーナイトフットボールとなるインディアナポリス・コルツ対ヒューストン・テキサンズが行われた。延長戦にもつれ込んだ試合は26対23で決着、テキサンズが本拠地でディビジョンライバルのコルツを下し、今季4勝目を挙げている。

テキサンズは立ち上がりからクオーターバック(QB)ブロック・オズワイラーが勢いに乗れず、オフェンスのリズムをつかむことができない。対するコルツはQBアンドリュー・ラックとランニングバック(RB)フランク・ゴアを中心にテキサンズ守備陣を攻め崩し、ベテランキッカー(K)のアダム・ビナティエリがフィールドゴールを成功させて先制。コルツは次のオフェンスドライブでもラックが正確なパスを次々に通し、最後はタイトエンド(TE)ジャック・ドイルへの22ヤードパスを通してタッチダウンし、リードを広げた。

テキサンズはその後もコルツ守備陣を相手に苦戦。その間にコルツは再びフィールドゴールで追加点を決めている。第2クオーター終盤にようやくエンジンがかかったオズワイラーは、WRディアンドレ・ホプキンスへの7ヤードパスなどで敵陣に攻め込み、フィールドゴールを成功させて点差を縮めた。前半終了前にはラックからインターセプトを奪い、追加点を防いだテキサンズ。それでも、13対3とコルツにリードを許したまま前半を折り返した。

第3クオーターに入り、RBラマー・ミラーを使って反撃に出たテキサンズは、ミラーの1ヤードランでタッチダウンするも、Kニック・ノバクがエキストラポイントに失敗。直後のドライブではテキサンズ守備陣が踏ん張り、ラックからサックを奪ってボールを取り返している。反撃の兆しを見せたテキサンズだったが、オズワイラーが自陣20ヤード地点でインターセプトされ、ボールを明け渡すと、ラックに自らエンドゾーンまで運ばれ、リードを広げられてしまう。

それでもテキサンズは意地を見せ、第4クオーター2分47秒を残してオズワイラーがミラーへの10ヤードパスを通してタッチダウン、コルツに一歩近づく。直後のドライブではディフェンスが大奮闘し、時間をほとんど使わせないままコルツ攻撃陣を止めている。テキサンズは勢いそのまま、たった4プレーでタッチダウンを決め、試合を振り出しに戻してみせる。試合は同点で延長戦に突入。

延長戦で最初にボールを手にしたのはコルツ。ここではテキサンズ守備陣が徹底的なパスディフェンスを見せ、最後はラックを再びサックして得点を許さなかった。試合を決めたのはオズワイラーからWRジェイレン・ストロングへの36ヤードパス。これで敵陣15ヤードまで攻め込んだテキサンズは、最終的にノバクが33ヤードキックを成功させ試合を決めた。

勝利の立役者となったのはQBオズワイラーとRBミラーだろう。オズワイラーは試合序盤こそパスの正確さに欠けたものの、結果的にパス39回中25回成功、269ヤード、2タッチダウン、1インターセプトでチームを引っ張った。ミラーはこの日キャリア最高の活躍を見せ、キャリー24回、149ヤード、1タッチダウン、レシーブも3回、29ヤード、1タッチダウンと合計2タッチダウンを決めている。テキサンズ守備陣も奮闘し、チーム全体で勝ち取った価値のある白星となった。

対するコルツQBラックはパス32回中21回成功、252ヤード、1タッチダウン、1インターセプトという結果で試合を終えている。RBゴアはキャリー22回、106ヤードを走り、オフェンスに貢献している。試合のほとんどをリードしていただけに悔しい1敗となった。