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【2016年第6週】QBブリーズがパンサーズとの撃ち合いを制す

2016年10月17日(月) 12:24

ニューオリンズ・セインツのKウィル・ルッツ【Al Messerschmidt via AP】

現地16日(日)に行われたカロライナ・パンサーズとニューオーリンズ・セインツの一戦は、試合時間残り11秒でキッカー(K)ウィル・ルッツが52ヤードのフィールドゴールを決めたセインツが41対38でパンサーズを下して白星を飾った。セインツのクオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズは465ヤード、4タッチダウンの好パフォーマンスを披露している。

立ち上がり、タイトエンド(TE)コビー・フリーナーがキャリア初のキャリーで2ヤードタッチダウンを決めたセインツはさらにブリーズからワイドレシーバー(WR)ブランディン・クックスにパスが通り、87ヤードタッチダウン。クックスはこの日、キャリアハイとなる173ヤード、7キャッチの活躍を見せている。

第2クオーターはセインツの新人WRマイケル・トーマスがキャリア3度目となるタッチダウンを獲得。その後、パンサーズの攻撃ではQBキャム・ニュートンがWRデビン・ファンチェスに放ったパスがエンドゾーンでセインツのディフェンシブバック(DB)スターリング・ムーアにインターセプトされてしまう。それでも、フィールドゴールに加えて前半残り1分19秒でファンチェスがタッチダウンを決めたパンサーズが10点を獲得。しかし、セインツがルッツの33ヤードフィールドゴールで追加点をあげ、24対10とリードを広げて前半を折り返した。

第3クオーターに入り、TEエド・ディクソンが1ヤードタッチダウンを決めてパンサーズがセインツの背中を追いかけるが、セインツはTEフリーナーが50ヤードのタッチダウンパスをつないで突き放す。フリーナーはこの日、74ヤード、6キャッチを記録している。

第4クオーターはパンサーズのRBジョナサン・スチュワートが2回のタッチダウンランを決めるも、2回目のタッチダウンはKグラハム・ギャノがミスキックによりエキストラポイントを逃してしまった。

この試合でセインツ最後のタッチダウンとなったのはタイトエンド(TE)ジョシュ・ヒルによる8ヤードの華麗なるジャンピングキャッチだった。1度はインコンプリートとジャッジされたものの、このプレーに対してヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンがチャレンジを要求し、オフィシャルがレビューを確認したところ、コンプリートと判断されるに十分なだけヒルがボールをキープしていたことが認められ、タッチダウンとなった。

残り時間2分58秒、自ら走ってタッチダウンを決めたパンサーズQBニュートンが2ポイントコンバージョンで試合を38対38と振り出しに戻すも、セインツのルッツが最後にフィールドゴールを放って試合終了。

ニュートンはパス47回中27回、322ヤード、2タッチダウン、1インターセプトをマークしている。

自身15度目となる400ヤード以上を記録し、レギュラーシーズンで最も多く400ヤードを投じた元QBペイトン・マニングと肩を並べたブリーズがセインツを連勝に導き、セインツが成績を3勝3敗と五分にした一方で、脳震とうによって先週のタンパベイ・バッカニアーズ戦を欠場していたQBキャム・ニュートンの復活もむなしく、パンサーズはこれで泥沼の4連敗(1勝5敗)となった。