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【2016年第6週】ライオンズが接戦を制して2連勝

2016年10月17日(月) 11:15

デトロイト・ライオンズQBマシュー・スタッフォード【AP Photo/Rick Osentoski】

デトロイト・ライオンズは現地16日(日)、本拠地フォード・フィールドにロサンゼルス・ラムズを迎えた。試合は互いに点を取り合う混戦の展開となったが、試合時間残り1分29秒でキッカー(K)マット・プレイターが34ヤードのフィールドゴールを決めたライオンズが31対28でラムズを下している。

ライオンズはオープニングドライブからクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードがワイドレシーバー(WR)ゴールデン・テイトに34ヤードパスを決めてエンドゾーン目前まで攻め込むと、直後のプレーではWRマービン・ジョーンズが素晴らしいキャッチでタッチダウンを決めて先制。対するラムズも引き下がることなく、QBケイス・キーナムがWRケニー・ブリットに20ヤードパスを通してタッチダウンし、すぐにスコアを同点にした。

第2クオーターにはキーナムが自らボールをエンドゾーンまで持ち込み、ラムズがリードを奪う。ライオンズも直後のドライブでスタッフォードが短いパスをつないで敵陣に攻め込み、最後はスタッフォードからの2ヤードパスをWRアンドレ・ロバーツがディフェンスをものともせずにキャッチしてタッチダウンし、試合を振り出しに戻した。前半終了前にラムズはエンドゾーン目前までたどり着くも、フォースダウンギャンブルに失敗し、同点のまま前半終了。

第3クオーター序盤にはスタッフォードからテイトへの62ヤードパスでライオンズがタッチダウンを決めたかと思われたが、その後の判定でテイトがダウンしていたとしてタッチダウンが取り消された。しかし、スタッフォードは焦ることなくWRアンクワン・ボルディンへの4ヤードパスを決めてタッチダウン。ラムズも直後のドライブでキーナムとブリットのホットラインが再び活躍し、簡単に敵陣に攻め込むと、最後はキーナムからタイトエンド(TE)ランス・ケンドリックスへの15ヤードパスが通って再び点差をゼロに戻す。

第4クオーターに入ってもキーナムとブリットの勢いは止まらず、キーナムからの9ヤードパスを受けたブリットがまたもディフェンスをかわして、この日2度目のタッチダウンを決め、ラムズが残り14分で一歩リード。しかし、ライオンズもスタッフォードがテイトへの23ヤードパスを決めてタッチダウンし、試合は再び同点に。

ディフェンスが奮闘したライオンズはラムズ攻撃陣をしっかりと封じ込めて試合時間5分13秒を残してオフェンスにバトンタッチ。敵陣17ヤードまで攻め込んだライオンズは着実なフィールドゴールを決めてリードを奪う。ラムズは残り1分29秒から最後の攻撃を始めるものの、キーナムがケンドリックスを狙って投げたパスがインターセプトされてしまい、これで試合終了。

ライオンズQBスタッフォードはパス31回中23回成功、270ヤード、4タッチダウンと大活躍。WRテイトもレシーブ8回、165ヤード、1タッチダウンで勝利に貢献した。

ラムズQBのキーナムもパス32回中27回成功、321ヤード、3タッチダウン、1インターセプトをマーク。WRブリットもレシーブ7回、136ヤード、2タッチダウンと健闘しただけに、ラムズにとっては悔しい黒星となった。