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コルツRBテイラーがペイトリオッツの逆転を阻止、「俺たちは手を緩めない」

2021年12月20日(月) 13:10

インディアナポリス・コルツのジョナサン・テイラー【AP Foto/AJ Mast】

現地18日(土)に開催されたニューイングランド・ペイトリオッツ戦でインディアナポリス・コルツのランニングバック(RB)ジョナサン・テイラーは、3点リードで試合時間残り2分強、第1ダウンを1度か2度更新したいという状況下で、67ヤードのタッチダウンランを成功させた。これにより、コルツは27対17でペイトリオッツを下している。

試合後に『NFL Network(NFLネットワーク)』の取材に対し、テイラーは「どこにいても――ホームでもアウェーでも――俺たちは60分間、4クオーターのフットボールに強気で挑む。手を緩めることなく、時計がゼロになるまで押し続けるつもりだ」と語っている。

この夜、テイラーは試合を通してキャリー29回で170ランヤードを獲得し、キャリー1回当たり平均5.9ヤードを記録した。

このタッチダウンランにより、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区でプレーオフ進出に向けて順位を1つ上げたコルツは同地区首位のテネシー・タイタンズを追いかけている状況だ。コルツは現在、第5シードを手にしようとしている。

コルツはパントブロックでタッチダウンを決めるなどディフェンスで圧倒し、20対0でリードして試合前半を終えた。一方のペイトリオッツはクオーターバック(QB)マック・ジョーンズが序盤に複数回ミスをしたものの、後半でコルツのQBカーソン・ウェンツが何度かミスをしたおかげで持ちこたえ、ウェンツがインターセプトを喫した後に逆転に向けて弾みをつけている。

ウェンツはこの日、パス12回中5回成功で57ヤード、タッチダウンとインターセプトはそれぞれ1回ずつという精彩を欠く記録だったが、テイラーが67ヤードのビッグゲインを決めたことで、大きく失望されることは免れた。

テイラーは「オフェンス、ディフェンス、スペシャルチーム、すべてが一体となり、完ぺきな試合ができた」と話している。

テイラーは今季通算1,518ヤードを走り、合計19回のタッチダウン(ラン17回、パス2回)を記録してリーグをけん引しており、残り3試合でフランチャイズ記録を更新しようとしている。エジェリン・ジェームズが2シーズン目(2000年)に達成した1,709ヤードのフランチャイズ記録を上回るには、あと192ヤードが必要だ。

ルーカス・オイル・スタジアムで「MVP」というかけ声が響き渡る中、テイラーはフィールドを後にした。しかし、22歳のテイラーが考えているのはチームをプレーオフ進出に導くことだけだろう。クリスマスに開催されるアリゾナ・カーディナルス戦を皮切りに、今季は残り3試合を控えている。

テイラーは「俺の名前を出すべきだって思ってもらえているのは、とにかくありがたい」と語り、「チームに対し、毎週、毎週、継続して貢献できる状態であることしか考えていない。今後の試合に勝つためには毎週ベストを尽くさなきゃならないからな」と続けている。

【RA】