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バッカニアーズがベテランプロボウラーのRBベルと契約へ

2021年12月22日(水) 10:03


リビオン・ベル【AP Photo/Nick Wass】

タンパベイ・バッカニアーズにまた一人の輝かしいキャリアを持ったベテランが加わる。そして、ランニングバック(RB)リビオン・ベルが新たなチャンスを手にしようとしている。

身体検査の結果を待ってバッカニアーズがベルと契約すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地21日(火)に伝えた。

日曜日に行われたニューオーリンズ・セインツ戦の後半でバッカニアーズのトップRBであるレナード・フォーネットがハムストリングの負傷によって途中退場しており、今回の動きはそれを受けてものだ。

現地20日(月)、『NFLネットワーク』のイアン・ラポポートがフォーネットのハムストリングの負傷は深刻なものではない一方、1試合か2試合程度の欠場が見込まれると伝えていた。レギュラーシーズンの3試合を残した状態でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区を制してプレーオフ進出を決めることを目指すバッカニアーズにとって、シーズン第16週を迎えるという重要な局面において補強を行うことは最重要の課題だ。

29歳のベルが身体検査に合格した場合、バッカニアーズと53名ロースターに加わる契約を結び、最初はロナルド・ジョーンズ二世のバックアップになる見込みだとペリセロは伝えている。

ベルは過去2シーズンで4つ目のチームに加わろうとしている。とは言え、NFCに向かうのは初めてだ。ベルは2020年にニューヨーク・ジェッツとカンザスシティ・チーフスに所属し、2021年の半ばにボルティモア・レイブンズと契約したものの、11月16日にウェイバーにかけられていた。

2013年から2018年にピッツバーグ・スティーラーズに在籍していたときは、この競技でもトップクラスのランナーかつパスキャッチャーだと見なされていたベル。2018年シーズンをホールドアウトしたベルはチームとの軋轢(あつれき)の末にピッツバーグを去っている。2019年にジェッツと大型契約を結んだものの、かつての驚異的なパフォーマンスは見られていない。

今、ベルは数奇な運命を経てスティーラーズ時代のチームメイトであるワイドレシーバー(WR)アントニオ・ブラウンに合流する。ブラウンもまた、クオーターバック(QB)トム・ブレイディやタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーをはじめとするバッカニアーズのスターベテラン勢の一人であり、4年か5年前ならドリームチームともいえる攻撃陣を形成している。

今季にレイブンズで5試合に出場したベルは、キャリー31回で83ヤード、タッチダウン2回をマークし、キャッチはわずか1回でヤードはロスしていた。

しかしながら、今季と昨季を見る限り、NFLに若返りの泉があるとすれば、そのありかはタンパベイだ。

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