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COVID-19プロトコルを抜けたペイトンHCがドルフィンズ戦を前にセインツに合流

2021年12月25日(土) 06:21

ニューオリンズ・セインツのショーン・ペイトン【AP Photo/Derick Hingle】

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地24日(金)、ニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチ(HC)であるショーン・ペイトンがNFLの定める新型コロナウイルス感染症(COVID-19)プロトコルを終えてチームへの復帰が認められたと報じた。第一報を伝えたのは『The Times-Picayune(ザ・タイムズ・ピカユーン)』のジェフ・ダンカンだ。

セインツがシーズン第16週マンデーナイトフットボールでマイアミ・ドルフィンズを相手に重要な一戦を控えているタイミングでペイトンHCが復帰する。両チームとも今季の戦績を7勝7敗とし、残り3試合となった現時点でプレーオフ争いの真っ只中にいる。セインツはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の第7シードをめぐる争いにおいて、フィラデルフィア・イーグルスとミネソタ・バイキングスとタイに並んでいるが、タイブレーク制により、今はバイキングスが一歩リードしている格好だ。

ペイトンHCはチームがタンパベイ・バッカニアーズと対戦したシーズン第15週を前にCOVID-19検査で陽性反応を示したことから、プロトコルに入ると同時にバッカニアーズ戦の欠席を余儀なくされた。守備コーディネーター(DC)デニス・アレンが臨時ヘッドコーチを務め、NFLで最大の得点力を誇るバッカニアーズを完封し、9対0で勝利を収めている。

ペイトンHCがCOVID-19陽性となるのはこれが2度目。2020年3月にも検査で陽性判定を受けている。

ただ、セインツは目下、テイサム・ヒルとトレバー・シーミアンのクオーターバック陣を含む複数の選手を欠いており、ドルフィンズ戦はルーキークオーターバックのイアン・ブックが先発する想定で準備を進めている。

ラポポートが報じたところによれば、セインツは金曜日にベテランQBのブレイク・ボートルスと契約し、ブックのバックアップに入るという。ボートルスは11月に、グリーンベイ・パッカーズがCOVID-19問題を抱えていたにもかかわらず、2週間足らずで離脱しており、レギュラーシーズンは2年以上、出場していない。

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