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【2016年第6週】WRベッカムの激走&快走でジャイアンツが連敗脱出

2016年10月17日(月) 08:26

タッチダウンが決まり喜ぶニューヨーク・ジャイアンツWRオデル・ベッカム【AP Photo/Seth Wenig】

現地16日(日)、メットライフ・スタジアムでボルティモア・レイブンズとニューヨーク・ジャイアンツの一戦が行われ、後半に逆転に成功したジャイアンツが27対23で勝利した。開幕2連勝から一転、3連敗中だったジャイアンツがようやく白星をもぎとってフランチャイズ史上700勝目をマークした一方で、今回の敗戦で3連敗を喫したレイブンズは今季の戦績を3勝3敗としている。

キッカー(K)ジャスティン・タッカーのフィールドゴールで先制したレイブンズはランニングバック(RB)テレンス・ウエストがエンドゾーンにダイビングしてタッチダウン。10点のリードを得て第2クオーターに進むも、ジャイアンツゴールが遠く、追加点につなげられない。一方のジャイアンツは前半終了間際にクオーターバック(QB)イーライ・マニングがワイドレシーバー(WR)ロジャー・ルイスに24ヤードのタッチダウンパスを通して初得点し、3点差に縮めて前半を折り返した。ジャイアンツWRオデル・ベッカムが第2クオーター中に骨盤上部に痛みを抱えてロッカールームに下がったが、ハーフタイム前にフィールドに戻っている。

後半はジャイアンツとレイブンズが互いにフィールドゴールで追加点を上げた後、ジャイアンツのQBマニングからベッカムにパスがつながり、75ヤードのタッチダウンを決めて逆転に成功した。

さらに1本ずつのフィールドゴールで20対16となった第4クオーター、レイブンズのQBジョー・フラッコからWRブレシャド・ペリマンへのパスがジャイアンツのコーナーバック(CB)ドミニク・ロジャース・クロマティーによって阻まれるも、これがディフェンシブパスインターフェアとなり、ロジャース・クロマティーにペナルティが科せられる。その後、ジャイアンツ陣残り2ヤードまで攻め込んだレイブンズはRBウエストがタッチダウンを決めて再びリードを得た。それを守り通したいレイブンズに対し、ジャイアンツのマニングとベッカムのコンビが牙をむく。残り時間2分04秒、パスを受け取ったベッカムは敵の守備陣を振り切る快走でゴールラインを割り、タッチダウン。改めて勝機を引き寄せた。

ベッカムは今回の試合で8回のキャッチ、222ヤードを記録。QBマニングは46回中32回のパスを成功させて403ヤードだった。

レイブンズのQBフラッコはパス48回中26回の成功で307ヤードをマークしている。