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【2016年第6週】ドルフィンズ攻撃陣が本領発揮、ホームでスティーラーズを下す

2016年10月17日(月) 06:10

マイアミ・ドルフィンズのRBジェイ・アジャイ【AP Photo/Wilfredo Lee】

現地16日(日)、マイアミ・ドルフィンズがホームのハードロック・スタジアムにピッツバーグ・スティーラーズを迎えて行われた試合は、これまで批判にさらされていたクオーターバック(QB)ライアン・タネヒルを中心にドルフィンズオフェンスが本領を発揮、総獲得474ヤードの活躍で、ドルフィンズが30対15で勝利した。

前半、ドルフィンズがキッカー(K)アンドリュー・フランクスのフィールドゴールで先制すると、スティーラーズはワイドレシーバー(WR)ダリウス・ヘイワードベイがリバースプレーで60ヤードを走り切ってタッチダウン。2ポイントコンバージョンも成功させて逆転する。しかし、その後はスティーラーズオフェンスが沈黙する一方で、ドルフィンズはQBタネヒルがWRマクベス・グレーへの53ヤードパスで敵陣に攻め込み、フィールドゴールを決めた。さらに続く攻撃シリーズでもWRジャービス・ランドリーに39ヤードパスが通り、またもやゴール前へ迫るとフィールドゴールで再逆転した。その後、ドルフィンズはランニングバック(RB)ダミアン・ウィリアムズのタッチダウンランで16対8と突き放し、前半を終了している。

後半、ドルフィンズはストロングセーフティ(SS)イサ・アブダルカダスがインターセプトし、得た攻撃権をRBジェイ・アジャイがきっちりとタッチダウンランに結びつけた。試合終了間際、スティーラーズは2ミニッツオフェンスでQBロスリスバーガーがWRコービー・ハミルトンへのタッチダウンパスを決めて反撃に出るも、その後のオンサイドキックに失敗。さらに、ドルフィンズRBアジャイの62ヤード独走のタッチダウンで突き放されて試合は終了した。

ドルフィンズQBライアン・タネヒルはパス32回中24回成功、252ヤード、タッチダウンはなしだが、先週の2インターセプトを0に抑え、冷静にオフェンスをリードした。RBジェイ・アジャイは25回キャリー、204ヤード、2タッチダウンのキャリアハイとなる活躍で勝利に貢献。ディフェンスも2インターセプトや、3ダウンコンバージョンの成功を11回中3回に抑えるなど、要所を締めた。

スティーラーズQBベン・ロスリスバーガーはパス34回中19回成功、189ヤード、1タッチダウン、2インターセプト。RBレベオン・ベルが108スクリメージヤードと一人、気を吐いたが、先週380ヤードのパスオフェンスが168ヤードと沈黙した。なお、第2クオーター中盤、QBロスリスバーガーはブーツレッグのプレー中にドルフィンズのディフェンスタックル(DT)ジョーダン・フィリップスのアタックを受けて右ひざを負傷、一時ロッカールームへと下がり、バックアップQBのランドリー・ジョーンズが前半終了まで出場したが、後半はロスリスバーガーが復帰した。

次週、ドルフィンズはホームで同じAFC東地区のバッファロー・ビルズ戦に挑み、スティーラーズもホームでニューイングランド・ペイトリオッツと対戦する。