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【2016年第1週】イーグルスQBウェンツの華麗なるNFLデビュー

2016年09月12日(月) 12:07

鮮烈なデビューを飾ったフィラデルフィア・イーグルスのカーソン・ウェンツ【AP Photo/Matt Rourke】

現地11日(日)、リンカーン・ファイナンシャル・フィールドでフィラデルフィア・イーグルスがクリーブランド・ブラウンズを迎えて今季初戦に挑み、29対10で白星スタートを切った。クオーターバック(QB)のカーソン・ウェンツが37回中22回のパスを決めて278ヤード、2タッチダウンを記録。幸先の良いNFLデビューを飾ったと言えよう。

開幕までわずか8日しかない中で3番手QBから先発に繰り上がったウェンツはドラフト全体2位でイーグルス入りを果たし、フランチャイズプレーヤーの呼び声も高い。ろっ骨のケガでプレシーズンのラスト3試合を欠場したものの、ミスのないプレーを披露している。

ブラウンズは新QBロバート・グリフィン三世、新ヘッドコーチ(HC)ヒュー・ジャクソンを迎えるも流れは変えられず、12年連続の開幕戦黒星を喫してしまった。

最初のドライブでワイドレシーバー(WR)ジョーダン・マシューズに19ヤードのタッチダウンパスをつないだウェンツ。タイトエンド(TE)ザック・アーツの活躍も顕著で、ウェンツの2度目のパスをシングルキャッチすると14ヤードを駆け抜けた。ウェンツはさらにマシューズにつないでタッチダウン。

第3クオーターでもウェンツはWRネルソン・アグホローに35ヤードの完璧なタッチダウンパスを成功させ、22対10とリードを広げている。

もともと、イーグルスがミネソタ・バイキングスにQBサム・ブラッドフォードをトレードするまで、ウェンツが開幕戦に出場する予定はなかったが、2番手QBのチェイス・ダニエルではなくウェンツを起用したHCダグ・ペダーソンの大胆な手が功を奏した。