インディアナポリス・コルツはシーズン第17週にクオーターバック不在という可能性に直面している。

現地28日（火）、コルツはクオーターバック（QB）カーソン・ウェンツをリザーブ／COVID-19リストに登録したと発表。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロによれば、ウェンツは検査で陽性反応を示しており、ワクチンは接種していないとのこと。現行のNFLおよびNFLPA（選手会）が定めたプロトコルでは、10日間の隔離が求められる。しかしながら、NFLとNFLPAは新たなCDC（アメリカ疾病管理予防センター）ガイドラインに基づいてプロトコルを変更する可能性について議論しており、ウェンツがラスベガス・レイダース戦に出られないと言うには早計だ。

目下、ワイルドカード枠をめぐってはレイダースがコルツ（9勝6敗）、ニューイングランド・ペイトリオッツ（9勝6敗）、マイアミ・ドルフィンズ（8勝7敗）を追いかける立場にある。加えて、ボルティモア・レイブンズ（8勝7敗）とロサンゼルス・チャージャーズ（8勝7敗）にも後れを取っていることから、日曜日のコルツ戦はレイダースにとって必勝の試合だ。

コルツはAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）南地区で首位に立つテネシー・タイタンズ（10勝5敗）を1ゲーム差で追っているため、コルツが次戦で勝利を収め、タイタンズが残る2試合を落とせばライバルを上回って地区優勝の可能性も残っている。ただし、タイタンズがシーズン第17週に勝利すれば、コルツが勝ったとしてもAFC南地区タイトルを手中に収める。

この状況にしてウェンツが日曜日に出場できないとなればタスクの達成は難しい。コルツにはウェンツのバックアップとしてサム・エリンガーが控え、練習生にはブレット・ハンドリーとジェームス・モーガンがいる。

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