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新しいCDCガイドラインに基づきCOVID-19プロトコル変更の可能性を議論するNFLとNFLPA

2021年12月29日(水) 07:33

【NFL】

CDC(アメリカ疾病管理予防センター)が新たなガイドラインを定めたことにより、NFLの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)プロトコルが、10日間の隔離から5日間の隔離に変更される可能性があるという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地28日(火)に伝えた。

この変更は現在、NFL、医療専門家、NFL選手会(NFLPA)の間で議論されている。この動きが実現すれば、月曜日に検査で陽性反応を示した選手でも日曜日の試合に出場できるようになるが、ワクチン未接種の選手に同様の機会が与えられるかどうかはまだ明らかになっていないとペリセロは付け加えている。

ペリセロによれば、27日には過去最高となる106名の選手がリザーブ/COVID-19リストに登録され、3週連続で過去最高を更新しているとのこと。

さらに、火曜日にはインディアナポリス・コルツのクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツがリスト入りした。月曜日の時点でリストに名を連ねていたトップ選手はタンパベイ・バッカニアーズのワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスやニューイングランド・ペイトリオッツのエッジラッシャー、マット・ジュードン、テネシー・タイタンズのWRフリオ・ジョーンズ、コルツのオフェンシブタックル(OT)ブラデン・スミス、カロライナ・パンサーズのラインバッカー(LB)シャック・トンプソンらがいる。

CDCの低減は現在までに判明したオミクロン変異株に関する理解に基づいており、陽性と判定された人は無症状であれば5日間の隔離とし、その後の5日間は周囲に人がいる場合にマスクを着用するよう呼びかけている。

今月はじめ、NFLはCOVID-19ポリシーを更新し、ワクチン接種済みで無症状の場合、より迅速にプロトコルを「離脱」できるように対応した。ワクチン未接種の選手は現在、陽性と判定された場合、10日間の欠場を余儀なくされている。

最近、陽性判定が相次ぎ、NFLシーズン第15週には3試合の日程を延期する形で調整が必要になったことを受けて議論が進められている。

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