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ブロンコスの次戦はQBロックが先発の見込み、ブリッジウォーターは脳しんとうプロトコル中

2021年12月30日(木) 08:31

デンバー・ブロンコスのドリュー・ロック【AP Photo/Jack Dempsey】

今のところ、デンバー・ブロンコスのかすかなプレーオフへの望みはバックアップクオーターバック(QB)ドリュー・ロックに頼り続けることになるようだ。

脳しんとうからの回復途中にある先発QBテディ・ブリッジウォーターは現地1月2日(日)に控えるロサンゼルス・チャージャーズ戦への出場が阻まれており、チームは再びロックを起用する見込みだという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが29日に報じた。

ブリッジウォーターはシンシナティ・ベンガルズと対戦したシーズン第15週の第3クオーターで、ファーストダウンを狙ってだいぶしようとしたところ、体勢を崩して肩とフェイスマスクからターフに倒れ込み、脳しんとうを患っている。一晩を病院で過ごした後に退院したものの、先週末のラスベガス・レイダース戦の欠場を余儀なくされた。

ブリッジウォーターが今シーズンに脳しんとうを発症したのはこれが2回目。

現在7勝8敗のブロンコスがワイルドカード枠でのプレーオフ進出にわずかな希望をつなぐ中、ロックは日曜日に今季2度目の先発出場を果たす。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)はプレーオフ全7枠のうち、AFC西地区制覇を成し遂げたカンザスシティ・チーフスの1枠しか埋まっていないが、残り6枠をめぐっては他に11チームが争っており、ブロンコスよりも良い戦績を収めているチームが10もある。その一角が地区ライバルでもあるロサンゼルス・チャージャーズ(8勝7敗)だ。2連敗中のチャージャーズは勝利街道に返り咲き、プレーオフスポットを確保するべくモチベーションの不足はないだろう。

プレシーズンには先発の座をめぐってロックと競争したブリッジウォーターだが、今年はブリッジウォーターの方がはるかに効果的なパサーとして活躍している。1回の先発と4試合の出場でパスアテンプト62回のロックは限られたアクションでパサーレーティング69.3とキャリア最低の数字を記録している。先週のレイダース戦はブリッジウォーターの代打として出場し、22回のパスを投げて15回成功、153ヤードを記録するもタッチダウンはなく、チームは17対13で敗れた。

ヒューストン・テキサンズとの前戦で不調だったチャージャーズに勝てば、ブロンコスはシーズン最終戦となるチーフス戦に向けてプレーオフの望みをつなぐことができる。

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