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チャージャーズWRキーナン・アレンが膝を負傷、手痛い敗戦

2016年09月12日(月) 12:43

開幕戦の試合中に膝を負傷したキーナン・アレン【AP Photo/Charlie Riedel】

昨季、腎臓破裂によりシーズン途中で離脱を余儀なくされたサンディエゴ・チャージャーズのワイドレシーバー(WR)であるキーナン・アレンが現地日11(日)、またも悲劇に襲われた。チャージャーズはカンザスシティ・チーフスにオーバータイムの末、33対27で敗戦。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えるところによれば、初期の診断でアレンは第2クオーター中に膝十字靭帯(じんたい)を断裂した疑いがあるとのことだ。アレンはフィールドを運び出される前、痛みで立つこともできなかった。チームはアレンが右膝を痛めたと認めたが、ヘッドコーチ(HC)のマイク・マッコイはチームがサンディエゴに戻り次第、アレンにはさらなる詳しい検査が行われると述べた。

チャージャーズのクオーターバック(QB)であるフィリップ・リバースの絶好のターゲットとしてWRアレンは前半、見事な動きでチーフスを翻弄(ほんろう)。ケガでフィールドを離れるまでに6キャッチ、63ヤードを記録し、ハーフタイムまでにチャージャーズは21対3と大きくリードすることになった。

キレを見せた4年目のWRアレンはチーフスのコーナーバック(CB)であるマーカス・ピータースを幾度となく手玉にとった。カンザスシティの堅いディフェンス陣を相手に、WRアレン、ランニングバック(RB)ダニー・ウッドヘッド、タイトエンド(TE)アントニオ・ゲイツ、今シーズンからチャージャーズでプレーするWRトラビス・ベンジャミン、元気を取り戻したRBメルビン・ゴードンらサンディエゴのオフェンス陣を止める術はなかったように思えた。

2015年第8週のレイブンズ戦でアレンは腎臓を破裂して故障者リストに登録。まだシーズン半ばではあったが、すでに67キャッチ、725ヤードを記録していたアレンにとって、昨季シーズンは記録的なものとなるはずであった。

チャージャーズのベテランWRであるスティーブ・ジョンソンはすでにケガで今シーズン絶望。アレンがもし2016年シーズン中に復帰することが不可能であれば、チャージャーズにとってこれほどまでに痛い打撃はないであろう。