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【2016年第1週】ブレイディ欠場の中、接戦を制したペイトリオッツが開幕白星

2016年09月12日(月) 13:00

トム・ブレイディの代わりとして先発したジミー・ガロポロ【AP Photo/Ross D. Franklin】

エースクオーターバック(QB)トム・ブレイディを欠いた状態のニューイングランド・ペイトリオッツは現地11(日)、アリゾナ・カーディナルスとの今季初戦に挑み、23対21で接戦を制している。

第5週まで出場停止が命じられているブレイディの代わりとして出場したQBジミー・ガロポロは立ち上がりからワイドレシーバー(WR)クリス・ホーガンへ37ヤードパスを決めてタッチダウンを奪うなど、素晴らしい活躍を見せ、第1クオーターだけで106ヤードを投げて見せた。ペイトリオッツは守りでも活躍し、カーディナルスに攻める隙を与えていない。

しかし、第2クオーターに入り、ガロポロからファンブルを誘ったアリゾナは、その後のドライブでランニングバック(RB)デービッド・ジョンソンを筆頭にペイトリオッツのディフェンスを攻め立て、ベテランのWRラリー・フィッツジェラルドが最後はQBカーソン・パーマーからの3ヤードパスをキャッチし、54ヤードドライブを成功させて点差を縮めた。両チームともその後は進展がなく、10対7でペイトリオッツがリードしたまま前半を折り返している。

ペイトリオッツは第3クオーター最初のドライブでRBレギャレッテ・ブローントの力強いランや、新人WRマルコム・ミッチェルの活躍により75ヤードドライブを成功させ、最後はブローントがタッチダウンを決めてリードを10点に広げた。

一方のカーディナルス守備陣も意地を見せ、ブローントからファンブルを奪うと、その後のドライブでジョンソンが33ヤードドライブを締めくくる1ヤードランでタッチダウン、再び点差を3に戻した。

第4クオーターに入り、フィールドゴールで6点差にリードを伸ばしたペイトリオッツだったが、直後のドライブでジョンソンの45ヤードラン、フィッツジェラルドの素晴らしいキャッチでタッチダウンを決められ、逆転(21対20)を許してしまった。

ペイトリオッツはその後、フィールドゴールを決めてリードを取り戻している。カーディナルスも残り時間が少ない中でフィールドゴールを決められる位置まで攻めこんだものの、最後はキッカー(K)チャンドラー・カタンザロが47ヤードキックを外し、ペイトリオッツが逃げ切る形で試合が終わった。

ビッグターゲットであるタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーが欠場した中、ガロポロはパス33回中24回成功、264ヤード、1タッチダウンを投げ、期待に応える活躍を見せた。RBのブローントも22キャリー、70ヤード、1タッチダウンを走って勝利に貢献。

カーソン・パーマーはパス37回中24回成功、271ヤード、2タッチダウンの活躍。デービッド・ジョンソンは16キャリー、89ヤード、1タッチダウンを走り、実力を十分に発揮している。