ファルコンズのピッツが新人TEとしてNFL史上2人目のシーズン通算1,000ヤード達成
2022年01月03日(月) 11:05アトランタ・ファルコンズは2021年ドラフト全体4位でカイル・ピッツを指名したが、過去にこれほど早い指名順でタイトエンドを選択したチームはいなかった。
そのピッツが歴史的な偉業を成し遂げ、チームの選択が正しかったことを裏付けている。
現地2日(日)に行われたバッファロー・ビルズ戦でファルコンズは29対15で敗れたものの、ピッツが新人タイトエンドとしてNFL史上2人目となる合計1,000レシーブヤード超えを達成した。
前半にクオーターバック(QB)マット・ライアンが投じた61ヤードのパスをキャッチしたことで、これまで殿堂入りしたマイク・ディトカしか成し得ていなかったルーキーイヤーでの1,000ヤード獲得を決めたピッツ。ビルズ戦ではキャッチ2回、69レシーブヤードを記録し、今季通算獲得ヤードを1,018に伸ばしている。
不運にも、ピッツはこの試合でハムストリングを負傷してしまったが、試合を終えたヘッドコーチ(HC)アーサー・スミスはピッツのケガについて新たな情報を持ち合わせていなかった。
ハムストリングが持ちこたえられるようなら、ピッツが1961年にシカゴ・ベアーズの一員としてディトカが記録した1,076ヤードのルーキーレコードに迫る可能性はある。ピッツが新人記録を更新するにはシーズン最終戦にあたるニューオーリンズ・セインツ戦で59ヤードを稼がなければならない。
“アイアン・マイク”の愛称で知られるマイク・ディトカは、タックルを仕掛けてきそうな相手を切り抜ける能力とタフネスでその名を馳せてきた一方で、ピッツはいかなる状況にも対応できる能力と多才さが評価されている。
シーズン第17週を迎えるにあたり、ピッツは949レシーブヤードを獲得しており、1,000ヤードの大台に乗るにはあと51ヤードが必要だった。それを達成したピッツが、今もなお健在であり、60年もの間、前人未到だったディトカの記録を塗り替えるかもしれない。
【RA】