進退については「私が判断することではない」とバイキングスHCジマー
2022年01月04日(火) 23:42ウィスコンシン州の厳しい寒さが襲う中、現地2日(日)夜にマイク・ジマーHC(ヘッドコーチ)率いるミネソタ・バイキングスは、またもや苦い敗北を喫している。
2021年シーズン閉幕まで残り1試合となった今、ジマーHCが2022年シーズンも続投するかどうかという問題が目前に迫っている。
今季以降も自身がヘッドコーチにふさわしい人材だと考えているとすれば、その根拠は何かと問われたジマーHCは月曜日、判断は自分に委ねられていないとして、次のように短い言葉で反論した。
「それは私が判断することではない」
シーズン第17週に行われたグリーンベイ・パッカーズ戦を迎えるにあたり、ジマーHCの職が宙に浮いている状態だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じていた中、バイキングスはパッカーズに大敗を喫した。ジマーHCの簡潔なコメントはその後に寄せられている。
現時点でポストシーズン出場権を失ったバイキングスがプレーオフ進出を逃してしまうのは、この8シーズンで5度目となる。
2020年シーズンが7勝9敗で終わったことを受けて、バイキングスは今季を迎えるにあたり、改善が求められていたとラポポートは指摘していたが、結局、それは実現せず、以前と同様に勝率5割を切り、7勝9敗の状態でシーズン最終戦となるシカゴ・ベアーズ戦に臨もうとしている。ちなみに、ベアーズのマット・ナギーHCも、将来が不明確だと言われている。
8シーズンにわたってバイキングスの指揮官を務めてきた65歳のジマーHCは、71勝56敗1引き分け、プレーオフ進出3回で2勝3敗という成績を残してきた。
ジマーHCは仕事の状況についてマネジメント陣と話したかと聞かれたが、「いや、誰とも話していない」と答えている。
つまり、試合前に決まっていなかったジマーHCの運命は、サンデーナイトフットボールで敗北した今もあまり変わっていないようだ。
【RA】