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17試合での記録更新は「正しくないように思える」とラムズWRカップ

2022年01月05日(水) 11:59

ロサンゼルス・ラムズのクーパー・カップ【AP Photo/Ashley Landis】

ワイドレシーバー(WR)クーパー・カップはプレーした試合の数に応じて記録を配分することに賛成する一人だ。

ロサンゼルス・ラムズのスターレシーバーであるカップには、シーズン第18週に組まれているサンフランシスコ・49ers戦で大きな記録更新の可能性がある。しかし、本人は現地4日(月)に、自分が記録するものにはすべて注釈が必要だと語っている。

『ESPN』のリンジー・ティリによれば、カップは「俺たちは新時代のフットボールをやっている。俺たちは1年に17試合のフットボールゲームをプレーしているし、その前に多くのことが起こっていた。彼らが16試合をしていたことを考えれば、記録の重みが違う」と話し、こう続けたという。

「彼らが16試合でしたことが17試合で破られるのは、よく分からないが正しくないように思える。16試合のシーズンにそれをやった人たちとは、俺にとって重みが違うし、彼らの業績や、彼らがやり遂げてきたシーズンとは違う。それは信じられないことで、信じられない業績だ。その2つは分けて考えなきゃならない」

カップはカルビン・ジョンソンが残した単一シーズンのレシービングヤード記録(1,964ヤード)を、日曜日に136ヤードのパフォーマンスで追い越すことができる。また、マイケル・トーマスが保有する単一シーズンのキャッチ記録(149回)更新まであとキャッチ12回という状況だ。

16試合を通じて、カップが100レシービングヤードを越えた試合は10試合、136レシービングヤード以上だった試合は3試合ある。また、3試合でキャッチ回数が11回以上だった。シーズン第10週に49ersと当たった際(31対10でラムズ敗北)はキャッチ11回、122ヤードを記録している。

これまでの16試合でレシービングによってマークしたキャッチ138回、1,829ヤード、タッチダウン15回はそれぞれ今季のNFLでトップであり、カップはジェリー・ライス(1990年)、スターリング・シャープ(1992年)、スティーブ・スミス(2005年)に並ぶ“3冠”を達成しようとしている。

3つのカテゴリーのすべてでトップに立つことについて、カップは「ものすごく信じられないだろうな。このリーグには優秀なフットボール選手がたくさんいる。俺がめちゃくちゃ尊敬する、本当にいいレシーバーたちがたくさんいるから、すごくクールだろう」とコメント。

ただし、プロ5年目のカップが重視するのはそこではない。

記録更新がプライオリティーになるのか尋ねられたカップは「俺のプライオリティーはそこへ行って今週のこの試合で勝つこと。勝つために必要なすべてだ」と答えている。

「それがディフェンシブエンドのブロックに時間を費やして、ソニー(ミシェル)がビッグゲインするのを助けることならば、それだってすごく大きい。俺はただ自分の仕事をしたい。彼らがやれということなら何だって、ひたすら自分の仕事をして、チームの勝利を助けたい」

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