ベンガルズWRチェイス、シーホークスRBペニーらが第18週の最優秀選手に
2022年01月06日(木) 12:00シンシナティ・ベンガルズのワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスが送っている驚異的なシーズンは、現地2日(日)にさらなる高みに至った。
チェイスの輝かしいシーズン第17週の働きは、チームが重要な勝利を手にするのを助けただけではなく、記録破りのパフォーマンスでもあった。今、それにふさわしい賞が与えられている。
水曜日にNFLが公開した第18週の最優秀選手賞の筆頭だったのが、ベンガルズのWRであるチェイスだ。
AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手賞に選ばれたチェイスは、ベンガルズがカンザスシティ・チーフスを34対31で抑えた試合でキャッチ11回を記録。このときに稼いだ266ヤードは単一ゲームにおける新人記録だった。キャッチ11回のうち3回はタッチダウンであり、ベンガルズのAFC北地区タイトル獲得につながった。72ヤード、18ヤード、69ヤードのキャッチで得点を挙げたチェイスは、キャッチ1回あたり24.2ヤードという驚きの数字をマークしている。チェイスが稼いだヤードは新人として最多だったのみならず、ベンガルズのフランチャイズレコードでもある。さらに、単一ゲームで記録されたものとしてはNFL史上15位にあたる。
その翌日に守備部門で存在感を放ったのが、ピッツバーグ・スティーラーズのパスラッシャーであるT.J.ワットだった。絶対的な破壊者であるワットはマンデーナイトフットボールで、サック4回、タックル5回、タックルフォーロス3回、パスディフェンス2回という成績によってチームがクリーブランド・ブラウンズを26対14で退ける原動力となり、AFCディフェンス部門週間最優秀選手賞に輝いている。
ラスベガス・レイダースのキッカー(K)ダニエル・カールソンはチームがインディアナポリス・コルツを23対20で破る上で重要な役割を果たし、シルバー&ブラックがプレーオフに進出する望みをつないだ。カールソンは5回のキックすべてに成功。内訳はエクストラポイント2回とフィールドゴール3回であり、自らのキックによって勝敗を決している。その尽力によって、カーソンは今季のAFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手賞に3度選ばれている。
シアトル・シーホークスのランニングバック(RB)ラシャード・ペニーのシーズン終盤の再生を示すものとして、新たに加わったのがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手賞だ。シーホークスが51対29で白星を挙げたデトロイト・ライオンズ戦で、ペニーはワイルドなランを披露。キャリー25回で170ラッシングヤード(キャリー平均6.8ヤード)、タッチダウン2回を達成した。
3試合で2度目のこととして、ニューオーリンズ・セインツのディフェンシブエンド(DE)キャメロン・ジョーダンがNFCディフェンス部門週間最優秀選手賞を受けている。ジョーダンはセインツが日曜日にカロライナ・パンサーズを相手に収めた重要な18対10での勝利において、パスラッシングの大きな力となった。ジョーダンはこの試合でタックル8回、サック3.5回、タックルフォーロス3回を記録。セインツはプレーオフ進出の可能性を維持している。
アリゾナ・カーディナルスの大勝利について語る上で、Kマット・プレイターの存在は欠かせない。カーディナルスが日曜日にダラス・カウボーイズを25対22で破った試合で、プレイターは13ポイントを挙げている。プレイターは53ヤードからのものを含む4回のフィールドゴールの試みをすべて決めており、1回のエクストラポイントにも成功した。シーズン第18週のNFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手賞に選ばれたプレイターは、キャリアにおいてこの賞を15回受けている。この回数は史上9位タイであり、Kとしてプレイターを上回っているのはアダム・ビナティエリ(19回)だけだ。
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