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デンバーでの将来よりも目の前のチーフス戦に集中するブロンコスQBロック

2022年01月07日(金) 10:55

デンバー・ブロンコスのドリュー・ロック【AP Photo/Jack Dempsey】

デンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)ドリュー・ロックの頭にあるのは現地8日(土)のカンザスシティ・チーフス戦だけで、長期的な将来については考えていない。

3試合連続で先発する予定のロックは水曜日に、この試合は自分の将来を占うものではないと話した。

ロックは「ネット上ではそういう話になっているかもしれないけど、俺たちのロッカールームは違う。この勝利は他の勝利となんら変わらない」と『The Associated Press(AP通信)』に述べている。「毎週日曜日にフィードに出てやる全てのこと、食事、睡眠、練習、どれくらい動画を見るか、その全部が勝利のためにやっていることだ。このリーグで勝つというのはもちろん簡単なことではない。先週と同じように、今週も勝つつもりで試合に臨む」

ブロンコスはシーズン第15週にQBテディ・ブリッジウォーターがシーズン終了となる脳しんとうを起こしてから、ロックが先発した2回試合を両方とも落としている。3年目のロックは2020年に悩まされたひどいターンオーバーはなくなったが、オフェンスの爆発力も低下している。

2019年に2巡目で指名されたロックはルーキーシーズンには有望株としての活躍を見せたものの、それ以降は不振に陥っている。2020年のシーズンは、ロックが先発した13試合のうち9試合でブロンコスは負けており、ロックはNFL内トップタイとなる15回のインターセプトを記録するなど、悲惨なシーズンに終わった。今シーズンの2回の先発ではブリッジウォーターのように試合をうまくコントロールすることができたが、ブロンコスのオフェンスは生産性が低く、過去2試合ともわずか13点しか取れていない。

このままターンオーバーをしなければ、ロックは長期的にNFLのバックアップQBとしてやっていけるかもしれない。だが、現時点ではどのチームに対しても彼がフランチャイズクオーターバックになれると納得させるのは難しいだろう。

それでもロックは土曜日に行われるチーフスとの試合を前に将来のことは心配していない。

「NFLでプレーしている限り、そしてこういう特別なチームに所属できる限り、それを望まない理由がない。だから、俺の将来は現時点では俺が決めることじゃないんだ。俺の将来で一つはっきりしていることは、今週の試合でプレーすることで、それが今の俺にとって最優先事項だということだ」とロックは話している。

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