LSUのCBスティングリーJr.が2022年NFLドラフトへの参加意思を表明
2022年01月07日(金) 11:11カレッジフットボール界のトップタレントの一人であるルイジアナ州立大学(LSU)のコーナーバック(CB)デレック・スティングリーJr.は、2022年NFLドラフト参加に向けて早期に資格取得を申請する意向だ。
現地6日(木)、スティングリーJr.は『The Players’ Tribune(プレイヤーズ・トリビューン)』の記事内でこのニュースを発表している。
カレッジ最後のシーズンで3試合に出場した後、10月に左足の手術を受けてから欠場を余儀なくされていたスティングリーJr.だが、1年生だった2019年時点ですでに才能あるコーナーバックの一人として地位を確立していた。2019年シーズンは15試合に出場してサウスイースタン・カンファレンス(SEC)最多のインターセプト6回とパスブレーク15回を記録し、オールアメリカンの栄誉に輝いている。スティングリーJr.(大学の測定によると身長約185cm、体重約88kg)は高校時代に40ヤード走で4.30秒、垂直跳びで約107cmを記録するなど、サイズとスピードを併せ持つ優れた選手だ。コーナーバックを必要とするクラブにとっては非常に魅力的な人材となるだろう。また、NFLで活躍するディフェンシブバック(DB)を多く輩出してきたLSU出身でもある。カレッジ時代は同大学でディフェンシブバックとして活躍し、NFLで6年間プレーしたこともあるコリー・レイモンドによる指導を受けており、LSU出身でピッツバーグ・スティーラーズの元DBライアン・クラークと個人ワークアウトを続けている。
2020年に2年生になったスティングリーJr.は前年よりもカバレッジで効果を発揮できなくなり、7試合に出場してインターセプト0回、パスブレーク5回にとどまった。それにもかかわらず、スティングリーJr.が出場した2020年の3試合を偵察した『NFL.com』のドラフトアナリストを務めるダニエル・ジェレマイアは、ニューオーリンズ・セインツに1巡目で指名されたCBマーション・ラティモアと比較しつつ、スティングリーJr.の実力に深く感動していた。
夏に足を負傷しながらも今季序盤3試合に出場したスティングリーJr.はタックル8回(うちフォーロス3.5回)を記録し、その後に再び足を痛めている。この影響で受けた手術はシーズン終了を意味し、6勝7敗に終わってエド・オーガロンHC(ヘッドコーチ)と決別したLSUにとって、不本意な終わり方となった。
スティングリーJr.は1978年のプレシーズンゲームでオークランド・レイダースのセーフティ(S)ジャック・テイタムからのヒットを受けて半身不随になったニューイングランド・ペイトリオッツの元ワイドレシーバー(WR)ダリル・スティングリーの孫にあたる。
2022年ドラフトに参加予定の下級生は1月17日(月)までにリーグに申告書を提出する必要がある。
【RA】