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ラムズCBラムジー、49ersは「自分たちの正体を見破っているが、マインドコントロールされているわけではない」

2022年01月07日(金) 14:22


ロサンゼルス・ラムズのジャレン・ラムジー【AP Photo/Kyusung Gong】

ロサンゼルス・ラムズはシーズン第18週に勝利を収めてスーパーボウルに出場した2018年以来、初めてNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区優勝を決めようとしている。

行く手を阻むのは2019年シーズン以降、ラムズが一度も勝てていないサンフランシスコ・49ersだ。

49ersはラムズとの直近5試合すべてで白星を挙げているだけでなく、平均してほぼ10点の差をつけてきた。また、ポゼッションは平均11分も長い。

今季の初対決では49ersが途中で逆転し、31対10でラムズを下している。ラムズにはディフェンシブタックル(DT)アーロン・ドナルドが存在している――また、昨季はディフェンスでNFL1位になった――にもかかわらず、49ersのクオーターバック(QB)ジミー・ガロポロはラムズ相手にチームを5連勝に導いてきた。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、この記録は1970年のリーグの合併以来、ラムズ戦で勝利を収めてきたクオーターバックが残してきた連勝記録の3位に並んでいるという。

ラムズに不利な歴史が積み重なってきた。しかし、ラムズは第53回スーパーボウルでニューイングランド・ペイトリオッツに敗れてから切望してきた勝利を手にしようとしているところだ。

チーム公式記録によれば、ラムズのコーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーは現地6日(木)に次のように語ったという。「ここに来てから、彼らはこっちの正体を見破っている。悔しいけど、マインドコントロールされているわけじゃないし、みんながそれを求めていても、そうはなっていない。これまでの試合の流れがそうだっただけ。でも、日曜日は自信を持って臨むよ。“ああ、もう何試合も負けてきたんだ”なんて考えながら出たりはしない。そんなことはまったく考えていない。絶対に自信を持って臨むつもり」

ラムズが自信を持つのは当然だ。11月に0勝3敗となった後、ラムズは12月と1月で合わせて5勝0敗と完ぺきな戦績を収めている。この間にラムズは試合あたりわずか16.4得点しか許しておらず、昨シーズン、チームをディビジョナルラウンドに押し上げた守備陣が調子を取り戻していると言えよう。ラムズはプラス1のターンオーバー差、および直近5試合でプラス8のサック差を記録している。

ラムズの守備コーディネーター(DC)ラヒーム・モリスは、この5週間でラムズディフェンスが好転したのは練習場で過ごした時間のおかげだと評価している。

モリスは木曜日に「技術も効率もよくなり、会議も短くなり、一緒に過ごす時間も長くなった。より視覚的な学びだ。より多く一緒に学び、お互いに学び合う。そういうことがシーズンの消耗していく中で生きてくるのだ。そして、それがうまく機能している」と説明した。

ラムズはディビジョン優勝と第56回スーパーボウルの会場であるSoFiスタジアムでプレーオフのホームゲームを戦うために、今週末にもう一度、結果を出す必要がある。そうでなければ、NFC西地区の王座はアリゾナ・カーディナルスに奪われてしまうかもしれない。

【RA】