NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）東地区優勝を決めたダラス・カウボーイズがプレーオフでの上位シード権獲得を目指す場合、3名の主力選手を欠いた状態で臨まなければならない。ランニングバック（RB）トニー・ポラード、コーナーバック（CB）トレボン・ディッグス、セーフティ（S）ジェイロン・カースはチームと共に移動せず、現地8日（土）に控えるフィラデルフィア・イーグルスからは除外されている。

ポラードが足のケガを治療している一方で、カースはハムストリングに問題を抱えている。ディッグスは体調不良だが、現在、リザーブ／COVID-19（新型コロナウイルス感染症）リストに登録されているカウボーイズの11名には含まれていない。また、カウボーイズはSドノバン・ウィルソン（体調不良）も一緒に移動しないが、次戦に向けては依然クエッショナブルだと発表している。

ほとんどのシナリオでは土曜日に行われるイーグルス戦で勝利しても、カウボーイズは現在、位置している第4シードにとどまるとされている。オーナーのジェリー・ジョーンズは今週、上位シード権獲得の可能性は低いものの、プレーオフ最初のラウンドを見据えてイーグルス戦で先発を休ませるつもりはないと明かした。しかし、ポラード、カース、ディッグスの3名が不在となる以上、選択の余地はない。

ポラードはシーズン第13週に左足の足底筋膜を断裂して以来、ケガに対処してきた。シーズン第14週は欠場したものの、その後の3試合ではいずれも攻撃スナップの30％以上でプレーしており、今週の練習には制限つきで参加している。次戦に向けて、ディッグスとカースはこれまでクエッショナブルとされていた。ディッグスは今季、NFL最多11回のインターセプトを記録するなど大活躍を見せ、カースも15試合に先発出場してタックル101回、インターセプト2回をマークするなど、ほぼ全てのカテゴリーでキャリアハイを記録して最高のシーズンを過ごしていた。

【RA】