ジャガーズが来週にも次期HC候補としてアラバマ大学のオブライエンOCと面接へ
2022年01月08日(土) 20:20ジャクソンビル・ジャガーズはヘッドコーチの空席を埋めるために、ヒューストン・テキサンズの元ヘッドコーチであるビル・オブライエンを採用候補の網羅的なリストに加えた。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、ジャガーズはアラバマ大学のフットボールチームであるクリムゾンタイドで現在、攻撃コーディネーター(OC)を務めているオブライエンとの面談を計画しているという。面談はクリムゾンタイドが現地10日(月)にカレッジフットボールプレーオフのナショナルチャンピオンシップを終えた後、来週中に実施されるとのこと。
面談の時期に関して第一報を伝えたのは『The Florida Times-Union(フロリダ・タイムズ・ユニオン)』のジョン・リードだ。
ジャガーズは少なくとも6名のNFLのコーディネーターや、フィラデルフィア・イーグルスの元HCダグ・ペダーソン、デトロイト・ライオンズの元HCジム・コールドウェルとの面談許可も求めていた。ラポポートによれば、ジャガーズが初めに面談したのはペダーソンだったという。ラポポートとNFLネットワークのトム・ペリセロは、ジャガーズが金曜日にダラス・カウボーイズのケレン・ムーアOCとタンパベイ・バッカニアーズのバイロン・レフトウィッチOCとオンラインで面談する予定だと伝えている。
フィールド内外でのお粗末な行動と敗戦の多さにより、チームはシーズン半ばに1年目のヘッドコーチ(HC)であるアーバン・マイヤーを解雇した。ジャガーズ(2勝14敗)は日曜日にダレル・ベベル暫定HCの下でインディアナポリス・コルツ戦に臨み、シーズンを終える。ジャガーズの次期HCにとっては新人クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスの育成を開始することが重要な課題となっている。2021年ドラフト全体1位で指名されたローレンスの進歩は、オフェンシブライン(OL)の不安定性と強力なワイドレシーバー(WR)の欠如により停滞している。
テキサンズでヘッドコーチを6シーズン以上務め、最後はジェネラルマネジャー(GM)を兼任していたオブライエンは、2020年に0勝4敗のスタートを切った後に解雇された。テキサンズでは52勝48敗の成績を残し、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区制覇を4度にわたって導いている。しかし、スターWRディアンドレ・ホプキンスをアリゾナ・カーディナルスにトレードしたことで大きな批判を浴び、フットボールオペレーション部門の上級副社長を務めるジャック・イースタービーとの関係の悪化もあり、最終的には追放された。
オブライエンはハイズマントロフィーを受賞した先発QBブライス・ヤングを中心にアラバマ大学で得点力の高いオフェンスをコーディネートしてきた。今季、クリムゾンタイドは試合平均41.4得点、495ヤードを記録。月曜夜はナショナルチャンピオンシップ戦を控えており、サウスイースタン・カンファレンス(SEC)チャンピオンシップゲームにて41対24で下したジョージア大学との再戦となる。
【RA】