バッカニアーズがNTベアと4年84億円の契約延長に合意
2022年01月09日(日) 13:20ノーズタックル(NT)ビータ・ベアは今後も自信を持ってタンパをホームと呼べるようになった。
現地8日(土)、タンパベイ・バッカニアーズはベアと4年の契約延長で合意に達したと発表。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロによれば、契約金額は7,300万ドル(約84億4,000万円)を超えるという。
ベアはこれまでの4シーズンでバッカニアーズ守備陣にとって欠かせない存在となった。2018年ドラフト全体12位で指名されたベアはがっちりとした体型になり、ダブルチームに挑むパワフルなインテリアラインマンへと進化を遂げている。ギャップを守りつつ、パスラッシュのシナリオでセンターやガードを大きく押し込める。これはおそらく最も重要な力だ。内側でその破壊力を発揮する選手として評判を高めたベアは、チームメイトのラインバッカー(LB)シャキール・バレットとジェイソン・ピエール・ポールがエッジラッシュを仕掛けている一方で、守備陣の強さをタックル間で高めるのに貢献している。
26歳になったワシントン大学出身のベアは、バッカニアーズがドラフトで早く指名する価値があったことを証明している。キャリアを通して49試合に出場してタックル104回(うちフォーロス16回)、サック11.5回をマーク。2021年シーズンはキャリアハイとなるサック4回を達成するなど、安定した生産性を誇っている。唯一の懸念点は、内部で戦う選手によく見られるケガを断続的に患ってきたことだ。
2022年に再びスーパーボウル進出を目指すバッカニアーズは、将来のことも忘れてはいない。契約延長に合意した後、ベアが重要な役割を担っていくのは明らかだ。
【RA】