レギュラーシーズン最終戦でシカゴ・ベアーズを31対17で下した後、ミネソタ・バイキングスのヘッドコーチ（HC）マイク・ジマーは自身の進退について語ろうとはしなかった。

現地9日（日）に自らの立ち位置についてフロントオフィスと話し合ったことがあるかと質問されたジマーHCは「今後の立場に関しては何も聞いていない」と明かしている。

バイキングスを率いる最後の試合になったかもしれないと考えているかと聞かれた際は「私が選ぶことではない。私が決断することでもない」と答えた。

バイキングスが2年連続でポストシーズン進出を逃したことで、ジマーHCの去就が議論されている。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロによると、8シーズンを経て、オーナーのジギー・ウィルフとマーク・ウィルフがジマーHCから離れようとしている可能性は非常に高いが、土曜日の段階では本人や他のチームオフィシャルへの通知はなされていないという。

日曜日の白星を含めてジマーHCはバイキングスを指揮してきた8シーズンで72勝56敗1引き分けを記録。しかし、今季は8勝9敗という不本意な結果に終わり、ヘッドコーチとしての活動に終止符が打たれる可能性もある。チームは懸命にプレーし、才能も持ち合わせているが、オーナーはロッカールームに新しい声が必要だと判断するかもしれない。

バイキングスはジマーHCのもと、ポストシーズンの戦績を2勝3敗としている。

65歳のジマーHCはシーズン終了直後にミネソタでの8年間を振り返ろうとはしなかった。しかし、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に混乱させられた直近2シーズンを嘆いている――検査で陽性反応が出たクオーターバック（QB）カーク・カズンズは、プレーオフ争いからの脱落を決定づけた先週の試合で欠場を余儀なくされていた。

「この2シーズンはCOVIDやプロトコル、ワクチンを接種しない選手がいたことにより、難しかった。しかし、昨夜も言ったように、彼らのビジネスに対する姿勢が好きだ。ただ、小切手を換金しようとしているような連中はあまりいない」

ジマーHCが今後、バイキングスのオーナーからの小切手を現金に変えるかどうかは、数時間から数日のうちに決定されるだろう。

【RA】