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ジャイアンツGMジェトルマンが引退を表明

2022年01月11日(火) 10:32

デーブ・ジェトルマン【AP Photo/Bill Kostroun】

ニューヨーク・ジャイアンツのジェネラルマネジャー(GM)デーブ・ジェトルマンが退任する。

4勝13敗という不本意なシーズンを終えたジェトルマンは現地10日(月)朝、コーチ陣と選手たちに退任を伝えたとチームが発表。ジャイアンツのフロントオフィスとして2度目のキャリアを終えるジェトルマンは、クラブのオーナーであるジョン・マーラとスティーブ・ティッシュに対してすでにその決断を伝えている。

ジェトルマンは「この4年間、ニューヨーク・ジャイアンツのジェネラルマネジャーを務めることができ、キャリアの中で長年、このフランチャイズで過ごせたのは光栄なことだった」と述べ、「もちろん、期待していたような成功にはつながっておらず、それは残念だ。とはいえ、2度のスーパーボウル制覇を含め、ここで多くの思い出を作れたし、チームと組織の発展を心から願っている。ここには組織に全身全霊を注ぐ、優秀な人材が多くいる。彼らと一緒に仕事ができたのは私の誇りだ」と続けている。

ジェトルマンは2018年から4年間、ジャイアンツのGMを務め、その間にチームは19勝46敗という無惨な成績を収めてきた。

ティッシュは「フィールドで成功できないことに対してジョンと私は失望していたなんてものではない。われわれは、全員が期待するフィールドでのパフォーマンスや結果を達成するために必要な指示を与えてくれるジェネラルマネジャーを見つけようと団結している」とコメントした。

カロライナ・パンサーズのGMとして4年以上にわたって大成功を収めてきたジェトルマンは、2013年から2016年までの成績を40勝23敗1引き分けとし、ディビジョンタイトルを3連続で獲得して第50回スーパーボウルへの出場も導いている。パンサーズに移る前は1999年から2011年までジャイアンツのプロ人事部長を務めており、在籍時にチームはスーパーボウルに3回出場して2回(2007年、2011年)で優勝に輝いている。

ジャイアンツGMとして過ごした4年間のドラフトで1巡目指名したのは、ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーや、クオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズ、ディフェンシブタックル(DT)デクスター・ローレンス、コーナーバック(CB)デアンドレ・ベイカー、オフェンシブタックル(OT)アンドリュー・トーマス、ワイドレシーバー(WR)カダリウス・トニーだ。中でも最も批判されているのは、2019年にルーキーとして先発の座に就いて以降、先発した37試合でわずか12勝しか導いていないジョーンズだ。

クラブが2シーズンで10勝23敗の成績を残したジョー・ジャッジHC(ヘッドコーチ)を引き留めるかどうかは未定となっている。

報道によれば、新GM探しに関して、クラブはそれぞれの面接が終了した時点で候補者を発表するという。2017年12月にジェトルマンが選ばれた際に面接を受けていたのはジャイアンツのアシスタントGMケビン・エイブラムスや、当時、選手評価担当副社長を務めていて現『NFL Network(NFLネットワーク)』のアナリストであるマーク・ロス、現『ESPN』アナリストのルイス・リディックらだ。

マーラは「今回は次期ジェネラルマネジャーを包括的に探す。選手人事、カレッジスカウト、コーチングなど、フットボール事業のあらゆる側面を監督する、卓越したリーダーシップとコミュニケーション能力を持つ人材を求めている」と話している。

【RA】