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ジャイアンツがジャッジHCを復帰させる決定的な兆候はなし

2022年01月11日(火) 15:11

ニューヨーク・ジャイアンツのジョー・ジャッジ【NFL】

終盤で6連敗を喫したニューヨーク・ジャイアンツが4勝13敗でシーズン終了を迎えてから1日が経った今、ヘッドコーチ(HC)ジョー・ジャッジの将来は依然として明らかになっていない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは現地10日(月)、ジャイアンツがジャッジHCを2022年シーズンに復帰させるという決定的な兆候を見せていないと報道。

ガラフォロによると、ジャッジHCは月曜日――ジャイアンツのジェネラルマネジャー(GM)デーブ・ジェトルマンが退任した日――にチームオーナーと面会し、今後の計画について引き続き協議する方向で話を終えたという。また、マネジメント陣はジャッジHCと新GMがフランチャイズのために同じビジョンを持てるかどうかを心配しているため、オーナーが来シーズンのジャッジHCの運命を決定するには数日間かかるだろうと付け加えた。

ガラフォロは、ジャッジHCが選手たちに対して厄介事に巻き込まれずに来シーズンに向けて心身ともに健康な状態であるよう促したとも報じている。

ジェトルマンの後任探しはすでに始まっており、テネシー・タイタンズの選手人事担当副社長ライアン・カウデンや選手人事部長モンティ・オッセンフォートをはじめとし、バッファロー・ビルズのアシスタントGMジョー・ショーン、サンフランシスコ・49ersのアシスタントGMアダム・ピータースと選手人事部長ラン・カーソン、アリゾナ・カーディナルスのプロ人事副社長エイドリアン・ウィルソンも面談要請を受けている。

今季が4勝13敗だったため、ジャッジHCが在籍する2シーズンで残した成績は10勝23敗となった。2020年シーズンは5連敗を喫し、2021年シーズンは6連敗で締めくくっている。

ジャッジHCが指揮を執るようになってから、ジャイアンツは試合平均16.3得点しか挙げておらず、これはNFLワースト1位の数字だ。攻撃コーディネーター(OC)を務めていたジェイソン・ギャレットが2021年シーズン第11週を終えてから解雇されたが、その後に攻撃陣の得点力は試合平均18.9点から9.9点というところまで落ちた。かつてニューイングランド・ペイトリオッツでスペシャルチームコーディネーターを務めていたジャッジHCはディフェンス面での記録に期待されていたものの、2020年以降の全体ランキングは17位にとどまっている。

3名のヘッドコーチ――マイアミ・ドルフィンズのブライアン・フローレス、シカゴ・ベアーズのマット・ナギー、ミネソタ・バイキングスのマイク・ジマー――が月曜日に解雇されているが、それぞれの2020年と2021年の成績はジャッジHCよりも良かった。

結果として、ジャッジHCがジャイアンツの指揮官として3年目のシーズンに戻ってくるかどうか、まだ決定は下されていない。

【RA】