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NFLによる新型コロナ検査結果およびワクチン接種率:12月26日から1月8日

2022年01月14日(金) 12:05


NFLロゴ【Ric Tapia via AP】

現地2021年12月26日から2022年1月8日までのNFLによるCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の検査結果は以下の通り。

【12月26日から1月8日の検査結果】

・計2,398名の選手およびチームスタッフに対し、1万2,491件の検査を実施。選手1,019名、チームスタッフ1,379名。
・選手には新たに380件の陽性結果、その他のスタッフメンバーには新たに247件の陽性結果。
・この2週間の後半で全体の陽性件数がおよそ50%に減少。

ワクチンを接種していない人物は検査を毎日受けることが義務づけられている。12月18日からワクチン接種済みの人物には症状や濃厚接触等に応じて対象を定めた検査、もしくはNFLおよびNFLPA(選手会)の医療アドバイザーの助言に沿って、チーフメディカルオフィサー(CMO/医務部長)の裁量で実施されるスポットテストが行われる。また、選手らは自主的にチーム施設で追加の検査を受けられるほか、選手、各層に含まれるスタッフ、およびその家族は自宅での検査も受けられる。

全選手と第1層、第2層、第3層に分類される個人には、施設に入場する前に毎日、症状の厳密なスクリーニングが行われる。何らかの症状がある個人には入場前に検査が実施される。ワクチン接種済みと未接種の個人の双方が初期症状を早期に報告することが、各チームとコミュニティの安全を保つ上でカギとなる。

COVID-19の陽性という結果が出た者はただちに隔離され、クラブ施設へのアクセスや選手およびスタッフとの直接接触が禁じられる。チームの医療スタッフが陽性の判定が出たメンバーと定期的に連絡を取り、症状を観察する。

CDC(米疾病予防管理センター)が12月27日に発行したガイドラインに従い、選手と従業員(ワクチン接種状況を問わず)は下記に当てはまる場合にチーム施設に復帰し、他の選手や職員と交流することが可能だ。

・陽性になった検体が採取されてから5日間が経過、かつ
・解熱剤を使用せずに、熱が下がってから24時間以上が経過、かつ
・その他の症状が解消もしくは改善、かつ
・各チームのプライマリーケア・スポーツ医療医師責任者が『Infection Control for Sports(スポーツ感染管理)』との協議の上、NFLチーフメディカルオフィサーの届出に従い、該当する個人がチーム施設および他のチーム従業員ならびに業務委託者との交流に復帰可能と判断、かつ
・地域の規則や陽性をすべて満たす

チーム環境内での陽性例があった場合、2020年に成功を収めたアプローチと同様、医療専門家指示に従って重点的緩和プロトコル(EMP)が適用可能。EMPはターゲットを絞った手法であり、下記のような追加措置を含む。
 ― 全選手およびスタッフの連日の検査
 ― マスク着用義務
 ― 食事およびミーティングにおけるディスタンシング
 ― 換気の良い場所へのミーティング会場の移行や全ミーティングのバーチャル化

【1月13日時点のワクチン接種率】

・選手の95%近くがワクチン接種済み。NFLスタッフの100%近くがワクチン接種済み。
・これだけのワクチン接種率の高さをもって、NFLは社会の他のどの部分とも比較できない環境に置かれている。NFLは引き続き、NFLPA(NFL選手会)と協力して選手の100%がワクチンを接種するという目標に向けて努力していく。

COVID-19の有病率やコミュニティにおけるオミクロン株の感染力の高さを踏まえ、ワクチン接種済みおよび未接種の個人の中での陽性例は2021年シーズンを通じて増加していくと予想される。状況は変わっていくため、NFLとNFLPAによるプロトコルは選手やコーチ、スタッフたちの健康を守るべく、できる限多くのCOVID-19例を防いでいく。

【8月1日から1月8日までの集計】

・この期間のモニタリング検査で選手961名とその他スタッフメンバー803名が陽性
・8,700名以上の選手およびスタッフを対象に約21万7,000件の検査を実施

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