ラムズ戦でQBマレーに「キャリア史上最高のプレー」を期待するカーディナルスHCキングスベリー
2022年01月14日(金) 16:06アリゾナ・カーディナルスがシーズン後半で調子を落としていった中で、クオーターバック(QB)カイラー・マレーはキャリア初となるポストシーズンでの一戦に臨もうとしている。チームは最近、苦戦しているにもかかわらず、ヘッドコーチ(HC)クリフ・キングスベリーは現地17日(月)夜に控えるロサンゼルス・ラムズ戦でマレーが最高のパフォーマンスを発揮すると期待している。
『ESPN』によれば、キングスベリーHCは水曜日に次のように語ったという。「これこそ彼が3年間待ち望んでいたことだと思う。彼は何かのためにプレーしたいと思っていて、自分が何かのためにプレーすると分かっている」
「今回は彼にとって初めてのプレーオフだが、キャリア史上最高のプレーをしてくれるだろうと期待している。彼は全力を尽くしてくれるはずだ」
ワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスを欠いているカーディナルス攻撃陣は、一貫して得点するのに苦労している。終盤5試合のうち4試合に敗れたカーディナルスがその敗戦の中で25得点以上を挙げたのは1度だけ――シーズン第18週に行われたシアトル・シーホークス戦だ。カーディナルスは白星を上げ続けた序盤7試合中6試合で30得点以上をマークしている。
シーズン第1週から第7週までは合わせて17回のタッチダウンパスを決めていたマレーだが、ここ7試合では7回しか決めていない。その間のカーディナルスは2勝5敗であり、マレーのパス成功率はわずか65.5%、アテンプト平均6.9ヤード、タッチダウン対インターセプト比は7対5、パサーレーティングは86.5となっている。序盤7試合ではパス成功率73.5%、アテンプト平均9.0ヤード、タッチダウン対インターセプト比は17対5、パサーレーティングは116.8だった。
苦戦はしているものの、マレーがシーズン序盤の調子を取り戻す兆しは見えている。ダラス・カウボーイズ戦で驚異的な活躍を見せたマレーは、先週も驚くべき投球能力を見せつけ、レシーバーから多くの助けを得られなかった場合でもボールをあちこちに動かしていた。
ポストシーズンで初先発を務めるクオーターバックは、過去5シーズンで苦戦を強いられている。過去5シーズンでプレーオフに初先発して10回以上を投げたクオーターバック18名の成績は、パス成功率57.5%、アテンプト平均6.2ヤード、タッチダウン21回、インターセプト13回、パサーレーティング78.3だった。この18試合で彼らのチームは8勝10敗となっている。
マレーはNFL選手になる前からカレッジや高校時代の大舞台で活躍したことで知られていた。月曜夜、マレーは自身のプレーがNFLでも通用することを見せつける最初のチャンスを手にする。
【RA】