チャージャーズがスペシャルチームコーディネーターを解雇
2022年01月15日(土) 09:59プレーオフ進出を逃したロサンゼルス・チャージャーズがコーチの解任を進めているようだ。
チャージャーズがスペシャルチームコーディネーターのデリアス・スウィントン二世を解雇したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地14日(金)に報道。
2009年からNFLでアシスタントを務めていたスウィントンは2021年にアリゾナ・カーディナルスを離れてチャージャーズに移り、1年目のシーズンを終えたばかりだった。2020年にスペシャルチームで大苦戦していたチャージャーズは、スウィントンの加入により改善されることを期待していたが、『Football Outsiders(フットボール・アウトサイダーズ)』の統計“DVOAメトリクス”によると、チャージャーズのスペシャルチームは全体28位でシーズンを終えたという。
トリスタン・ビスカイノの保持を優先してマイク・バッジリーを放出したチャージャーズは、トレーニングキャンプ開始時からキッカー(K)の不安定さと戦わなければならなかった。序盤6試合でエキストラポイント5回とフィールドゴール1回を失敗するなど、得点に結び付けられなかったビスカイノも、結局は仕事を失っている。
ビスカイノで苦労したチャージャーズは経験豊富な後任を求め、過去にワシントン・フットボール・チームに在籍していたKダスティン・ホプキンスと契約。ホプキンスは今季20回中18回のキックを決めたほか、32回中30回のエキストラポイントを成功させるなど、チャージャーズに求められていた結果を残している。
キックリターンではワイドレシーバー(WR)アンドレ・ロバーツが合計19回、平均32.8ヤードをリターンし、キックリターンタッチダウン1回を奪うなど、チャージャーズはまずまずの結果を得ている。パントリターンでは1回あたり平均5.9ヤードと、それほど生産的ではなかった。
パンター(P)タイ・ロングのパント――1本あたり平均55ヤード――は、確かにもっと良くできたはずだが、さらに悪い状況は他のところにある。
日曜夜の勝ち抜き戦で延長戦の末にラスベガス・レイダースに敗れたチャージャーズは、スリリングだが悲痛な展開でシーズンを終えた。ホプキンスはキックを1回失敗しており(フィールドゴール1回、エキストラポイント3回を成功)、キックでチャージャーズをポストシーズンへと送り出す機会は与えられなかった。チャージャーズは2022年シーズンでスペシャルチームを担う新コーチを迎えてプレーオフ進出を目指す。
【RA】