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カリーHCの解雇は「人生で最も難しい決断のひとつだった」とテキサンズGMカセリオ

2022年01月16日(日) 01:25

デビッド・カリー【AP Photo/Jed Jacobsohn】

ヒューストン・テキサンズはチームに1シーズン在籍して4勝13敗の成績を残したヘッドコーチ(HC)デビッド・カリーを現地13日(木)に解雇した。ジェネラルマネジャー(GM)を務めるニック・カセリオは金曜日、カリーを解雇したのは自分の判断だと述べている。

アーロン・ウィルソンによれば、カセリオGMは「こういった決断は常に難しい。リーダーの立場になれば、いつでも難しい立場に立たされる。決して個人的な判断ではない」と明かしたという。

カセリオGMはカリーが指揮を執っていたときのテキサンズは「厳しい状態」だったと付け加えており、「尊敬と称賛」の念を持っているとしながらも「チャレンジングな年」だったと評価した。

解雇については「人生で最も難しい決断のひとつだった」と説明し、「私は(オーナーから)この組織のためにベストを尽くすという権限を与えられた」と続けている。

カセリオGMはカリーがテキサンズに前向きな文化を植え付け、それが次のコーチにも受け継がれると強調した。しかし、カセリオGMは解雇に至った理念の相違については触れていない。

「チームとしてOKなこともあった。もっと良くしなければならないこともあった」と話したカセリオGMはテキサンズの次期監督を採用するスケジュールをまだ決めていないと語った。一方で、攻撃コーディネーター(OC)のジョシュ・マクダニエルズやラインバッカーコーチのジェロッド・メイヨーといったペイトリオッツのコーチをターゲットにしているとのうわさを否定している。

カセリオGMは「誰も、何も決めつけない方がいいと思う。このプロセスには慎重を期すつもりだ。最も重要なのはこの組織に最も適した人材を見つけることだ」とコメント。

カセリオGMはテキサンズで2シーズン目にして2人目のコーチを見つけなければならないが、クラブは1年前よりも良い状態にあると信じているようで、次のように話している。

「資産やサラリーキャップの面でも、今は1年前よりずっと良くなっている。かなり良いものが揃っている。しかし、目の前にやるべきことはたくさんある。競争心やプロセスは全体的にポジティブだ」

カリーの在任中に問題視されていたデショーン・ワトソンの状況について、カセリオGMは特に新しい報告はないと述べ、「このオフシーズンには、いろいろな話をすると思う。この特殊な状況は、以前と比べても明確にはなっていない。しかし、われわれはそれを乗り越えて最終的に組織のために最善と思われることを実行するつもりだ」と強調している。

ワトソンは性的不品行の疑惑で22件の民事訴訟を抱えており、昨年にはトレードを要求していた。

【RA】