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新HCもタゴヴァイロアをQBに据えることを期待するドルフィンズ

2022年01月16日(日) 20:53

マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Wilfredo Lee】

マイアミ・ドルフィンズはクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアへの確固たる支持を示しつつ、新たなヘッドコーチ(HC)を探している。

情報筋の話によれば、不測の事態が生じない限り、ドルフィンズは2022年シーズンもタゴヴァイロアを司令塔に据える見込みだという。先発選手としてのタゴヴァイロアに対する組織の信頼は大きいと考えられており、目立った後継者探しは終わったようだ。

2021年シーズンの大部分でヒューストン・テキサンズのQBデショーン・ワトソンのトレードを議論していたドルフィンズはタゴヴァイロアから離れるのではなく、彼を中心にチームを構築してサポートすることを望んでいる。

関係者によると、次期ヘッドコーチはクオーターバックを含むチームのあらゆる面を評価する機会が与えられるとのこと。しかし、チームとしてはタゴヴァイロアを信じ、その能力を最大限に引き出してくれるような候補者を見つけたいと考えている。

タゴヴァイロアは回復するにつれてシーズン後半に好印象を与え、先発した7試合で6勝をもたらしている。最終的にパサーレーティング90.1、タッチダウン対インターセプト比で16対10をマークして2021年シーズンを終えた。実際、ドルフィンズがワトソンとのトレードを模索するも最終的に成立しなかったトレード期限の後から、タゴヴァイロアは最高のプレーを見せている。昨オフシーズンにチームにトレードを要求していたワトソンは、性的不品行の疑惑で22件の民事訴訟を抱える中で2021年シーズンは一度も出場していない。

ドルフィンズの新ヘッドコーチとして7名の候補者がいることが知られているが、いずれも現在、プレーオフに出場しているチームの一員だ。その候補者とはロサンゼルス・ラムズのアシスタントHCトーマス・ブラウン、バッファロー・ビルズの攻撃コーディネーター(OC)ブライアン・ダボールと守備コーディネーター(DC)レスリー・フレイジャー、アリゾナ・カーディナルスのDCバンス・ジョセフ、サンフランシスコ・49ersのOCマイク・マクダニエル、ダラス・カウボーイズのOCケレン・ムーアと守備コーディネーター(DC)ダン・クインら7名だ。

誰が就任しても、過去2シーズンで10勝と9勝を挙げたチームを引き継ぐことになる。現地10日(月)に解雇されたブライアン・フローレスは、悪い契約を結んでいた選手や古参の選手を抱えていたチームを一新することを任されていたが、新ヘッドコーチはそれよりも好ましい状況から始められるだろう。単純に、オフェンス陣のパフォーマンスが向上し、事態は好転している。

オーナーのスティーブン・ロスは直近の記者会見でワトソンを再び追いかける「予定はない」と語っていた。それは真実だった。

次期ヘッドコーチはタゴヴァイロアを交代させるのではなく、彼をサポートするという信念持って就任することになる。例えば、人目を引くようなクオーターバックがドルフィンズへのトレードを要求するなど、予期せぬ事態にならなければ、今回の雇用にはタゴヴァイロアを見放さずにオフェンスの問題を解決するためのプランが必要だ。

それこそが、ダボールが興味深い候補者として浮上した理由の一つとなっている。ビルズの攻撃コーディネーターになる前にアラバマ大学でタゴヴァイロアを指導していたダボールは、タゴヴァイロアをドラフト1巡目で指名される有望株に押し上げた。

ロスは今週、タゴヴァイロアについて「成長を見守ってきた。立派な若者だ。今は彼がクオーターバックであり、それは新しいヘッドコーチに依存することになるが、私はトゥアをとても信頼している」と語っている。

【RA】