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ジェッツに悲報、WRデッカーが肩手術で今季絶望

2016年10月13日(木) 14:27


肩を手術することになったWRエリック・デッカー【G. Newman Lowrance via AP】

ニューヨーク・ジェッツは現地12日(水)、肩の腱板を断裂したワイドレシーバー(WR)のエリック・デッカーを故障者リストに登録し、デッカーの今季が絶望となったことが分かった。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたもの。デッカーには手術が要求され、復帰には8カ月ほどかかるとヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズが明かした。

29歳のWRデッカーは2014年に結んだ3,625万ドル(約38億円)の5年契約のうち、まだ2年を残している。デッカーは今季、3試合を経て9キャッチ、194ヤード、2タッチダウンの成績。2016年のジェッツ攻撃陣にとって彼の離脱は計り知れないほどの痛手だ。

デッカーの親友でもあるWRブランドン・マーシャルは毎試合、クオーターバック(QB)ライアン・フィッツパトリックを昨年の彼のような状態に戻すため、相手のダブルチームと悪銭苦闘している。マーシャルがターゲットにされた回数はここ3試合で40回にものぼる。

攻撃コーディネーター(OC)チャン・ゲイリーのシステム内で、デッカーはとても有能なWRであった。新しいHCとOCにとって意志の疎通がうまくいく選手と出会うのはあまり多く見られない。デッカーが離脱した今、その責任を背負うのは今シーズン27キャッチ、294ヤード、1タッチダウンをマークいている27歳のWRクインシー・エヌーワだ。

デッカーの負傷はジェネラルマネジャー(GM)マイク・マッカグナンが思い描くチーム戦略の悪い一面を示す。ジェッツは今や勝つための戦力が整っており、ほとんどの攻撃ポジションにベテランがいる。しかしながら、マッカグナンは彼らが負傷した際にかたくなにその選手を代えたがらないのだ。ジェッツは現在、1試合平均247.4ヤードのパスでリーグ全体17位に甘んじている。