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肩の手術を終え、逆境は自分の力にしていくとブラウンズQBメイフィールド

2022年01月20日(木) 09:33

クリーブランド・ブラウンズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Ron Schwane】

さまざまな理由からクリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドは今季に大苦戦してきた。その理由の一つに健康が挙げられることは間違いない。メイフィールドはシーズンを通して足、膝、投球側ではない方の肩をケガしており、肩については手術を要している。

現地19日(水)に関節唇断裂の手術を受けた後に短い動画を公開し、手術が“大成功”だったと語った。チームの声明によれば、4月には軽い投球を始め、トレーニングキャンプ開始までに完全回復することを見込んでいるという。

「治すためのすべての項目を終えて、今は回復の道を歩き出している。これは本当の自分に戻るための一歩だ。このシーズンはすごく楽というわけにはいかなかった」

4年目の先発QBとして、メイフィールドは先シーズンにはクリーブランドをプレーオフに導く選手だった。しかし、いくつかの指標に従えば、今季はこれまでになく悪いシーズンを送っている。パス成功率、試合平均獲得ヤード、タッチダウンパス、インターセプト、サックといった数字がすべて悪化し、ブラウンズはスーパーボウルの期待がかかるチームからレギュラーシーズン敗退チームへと変貌してしまった。

しかし、メイフィールドにはブラウンズと共にそれを好転させていくチャンスがありそうだ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが今月に報じたところによれば、チームはメイフィールドを2022年の先発として維持する意向であり、数日前にはジェネラルマネジャー(GM)アンドリュー・ベリーも同様の発言をしている。

元全体1位指名選手であるメイフィールドは確実にモチベーションを高めるだろう。昨シーズンは契約の合意に至ることができず、来季はルーキー契約の5年目オプションでプレーすることになる。

「これが俺の物語の終わりじゃない。後から俺が振り返ったときに思い出す小さなことに過ぎないし、俺はこういう困難や逆境を自分の力にし、もっと優れた人間になっていく」とメイフィールドは語った。

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