パッカーズ戦に備え、QBランスに練習でアーロン・ロジャースの模倣を要求する49ers
2022年01月20日(木) 00:24グリーンベイ・パッカーズとの対戦に備える今週のサンフランシスコ49ersで、トレイ・ランスが重要な役割を演じることになる。ルーキークオーターバック(QB)は今週の練習のスカウトチームでアーロン・ロジャースになりきることを求められている。
「トレイには非常にアグレッシブになり、思い切ったことをしてもらう必要がある」とヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンは現地18日(火)、『NBC Sports Bay Area(NBCスポーツ・ベイ・エリア)』に語った。「彼が練習でいくらかミスをして、ディフェンスがそれをキャッチし、償わせることができるといいのだけどね。だが、それには全てにおいてアグレッシブになってもらわねばならない。アーロンはそうして目の前に現れたチャンスをまず見逃さないタイプだからね」
土曜日のグリーンベイ戦でジミー・ガロポロは肩のケガを押してプレーする予定となっており、49ersはディフェンスがNFLのMVP候補に備えられるようにとランスにロジャース役をしてもらいたいと思っている。
「アーロンは、間違った判断をせず、ターンオーバーされないようにとてもいい仕事をする」とシャナハンは言う。「同時に彼はどんなに際どくともフィールド深くまで使ってあらゆるプレーを見せる」
ランスは練習でカイラー・マレーからカーク・カズンズまで、さまざまなQBを模倣しながらルーキーシーズンを過ごしてきた。今度はロジャースというわけだ。練習で役を演じて他のQBたちを学ぶことは自分の成長にとっても利益になると彼は述べている。
49ersのディフェンスはランスが練習でロジャースほど完璧になれるとは思っていないものの、それでも想定外のプレーができる能力は彼らの準備に役立つ。
「本番前の3日間、トレイにアーロン・ロジャースになれっていうのは難しい課題だ」とラインバッカー(LB)のフレッド・ワーナーは言う。「トレイが今年、すごい仕事をしてきたのは分かっているし、今週も素晴らしい仕事をやり続けるはずだ」
「ただ、アーロン・ロジャースって男を本当に感じるには、本人とフィールドで対峙(たいじ)してみなきゃ分からないこともある。動画を満足するまで見て、彼を理解したと思うかもしれない。でも、試合を経験し、流れを体感しないと本物のようにはいかないよ」
ロジャースは49ers戦で12回先発したことがあり、104.7のパサーレートを記録している。これはサンフランシスコに対する(プレーオフを含め)先発QBとして歴代最高の値だ。
前回49ersがロジャースのパッカーズとポストシーズンで対決したのは2019年シーズンのNFCチャンピオンシップゲームで、そこでは37対20で49ersが勝利している。この時のロジャースは326ヤードを投げてタッチダウン2回、インターセプト2回という成績だった。2021年のシーズン第3週ではオールプロ選出のQBが最後に流れを引き戻し、わずか37秒でフィールドゴール圏内に持ち込んで勝利を飾った。
「どの試合もそれぞれ別の試合で、年もシチュエーションも違えば、チームも違う」とシャナハンは述べた。「アーロンのすごさは誰でも知っている。だが、これはわれわれが前回プレーオフで対戦した時とも違うし、シーズン序盤に戦った時とも違う。新たな試合だ。土曜日に行われ、3時間半をかけて、今のこのチームと彼らのチームが対戦する」
「それくらいシンプルなことだよ」
【M】