2022年のバッカニアーズは再建ではなく“リロード”だとエリアンスHC
2022年01月25日(火) 13:142022年のタンパベイ・バッカニアーズが将来の殿堂入りクオーターバック(QB)であるトム・ブレイディと共に戻ってくるのか、それともこの競技における最も重要なポジションで最初からやり直すのかはまだ分かっていない。いずれにせよ、ヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスは来シーズンを再建フェーズとしてではなく、再度のチャンピオンシップ追及のシーズンとして考えている。
ディビジョナルラウンドでロサンゼルス・ラムズに30対27で敗れた翌日である現地24日(月)、エリアンスHCは「いや、毎年と同じリロードだと思っている。どのくらい多く戻せるかを考え、そこからチームを築いていく」と話した。
「毎年が全く違っているし、まっさらに新しい。昨年に全員を戻したのは驚異的だった。今年に同じことができるかは疑わしいが、それでもベストを尽くすつもりだ」
実際、無制限フリーエージェントになるバッカニアーズの主要選手のリストは長い。その中にはワイドレシーバー(WR)クリス・ゴッドウィン、センター(C)ライアン・ジェンセン、ランニングバック(RB)レナード・フォーネット、ディフェンシブバック(DB)カールトン・デービス、セーフティ(S)ジョーダン・ホワイトヘッド、ディフェンシブラインマン(DL)ウイリアム・ゴールストン、アウトサイドラインバッカー(OLB)ジェイソン・ピエール・ポールが含まれる。バッカニアーズはまた、契約が無効年を迎えるタイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーやDLエンダマカン・スーとの再契約も検討するかもしれない。ブレイディについては2022年も契約下にあるものの、シーズンが始まるまでに45歳の誕生日を迎える状況であり、ブレイディ自身が23年目のシーズンを希望しているかどうかも分かっていない。
「彼とはまだ話していない。彼は必要なだけの時間をかけるだろう」とエリアンスHC
は話した。
『Overthecap.com』によれば、バッカニアーズの2022年のサラリーキャップスペースは現時点で1,940万ドルとなっており、これはリーグでも中間の数字にあたる。エリアンスHC自身が言う通り、たくさんの才能ある選手たちを確保するには多い額ではなく、フリーエージェントの選手たちを保持するのは1年前ほど容易ではないだろう。昨年、バッカニアーズは再度のスーパーボウル制覇に向けて、数名の主要な貢献者たちと再契約した。そのメンバーに含まれるのがLBのラボンテ・デービッドとシャキール・バレット、そしてスー、フォーネット、グロンコウスキーだ。
エリアンスHCはまた、QBマシュー・スタッフォードのオールアウトブリッツにあたるはずだったプレーでコールが届いていなかった選手がいたかもしれないというラムズ戦後の発言については誤解があったと話している。6人のバッカニアーズ守備選手がラッシュしたものの、スタッフォードはワイドレシーバー(WR)クーパー・カップへのディープパスを通している。それによって、試合を決定づけるフィールドゴールの準備が整った。今季のリーグトップのレシーバーであるカップに対するカバレッジがセーフティ一人に託されたことから、このコールは一部から批判されていた。
「それが、自分が何者であるかだ。後悔はない。全員がコールを受けていた。それについては私が間違っていた。スーはミドルまで来ている。あの状況で、クオーターバックを追いかけるならわれわれはもっとうまくカバーしなければならなかった。あのフィールドゴールまで、彼らはあと12ヤードくらいでよかった。だから、コールについてはまったく疑問を抱いていない。だが、やるならば、クオーターバックをつかまえなければならなかった」とエリアンスHCは述べた。
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