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QBロジャースは引退するまでパッカーズの一員でいてほしいとラフルアーHC

2022年01月25日(火) 14:32

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Morry Gash】

グリーンベイ・パッカーズは2年連続で、アーロン・ロジャースがチームのクオーターバック(QB)として続投を望むかどうか分からないままオフシーズンを迎えている。少なくとも今回は、クラブとそのスーパースターが争っているように見えない。

現地24日(月)、ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーはディビジョナルラウンドでサンフランシスコ・49ersに13対10で敗れたことを受けてロジャースとじっくりと話したと明かした上で、2022年シーズンで誰がスナップを受けるのかは未定だと述べており、次のようにコメントしている。

「今日はかなり長い時間、腰を据えてアーロンと話した。われわれは皆、今の状況に思考回路が少しまひしているのだと思う。だから、話した内容は彼と私の間だけのことにしておくが、当然、われわれは彼が来年も戻ってくることを望んでいる。彼はこんなにも長い間、この組織、この街、このチームのためにいろいろなことを成し遂げてきたのだから、そのプロセスに敬意を払いたい。彼にとって最善の決断を下すために必要なことが何であれ、パッカーズの一員でいてくれて、引退を決意するその日までパッカーズの一員でいてくれることを本当に望んでいる」

とはいえ、今回の場合は論争がない。

1年前、ロジャースはタンパベイ・バッカニアーズとのNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)タイトルゲームに31対26で敗れた直後、パッカーズとの将来を“不確か”だと口にしていた。その試合では敵陣8ヤード地点でフィールドゴールを指示したことで、ラフルアーHCが厳しく非難されている。そこからロジャースとクラブの関係は一人歩きし始め、オフシーズンの間はずっとドラマとして扱われていた。

ロジャースは2022年までの契約を結んでいるが、バッカニアーズのQBトム・ブレイディと同様に、まずプレーを続けたいかどうかを決めなければならない。38歳のロジャースにとって、次は18年目のシーズンとなる。プレーを見れば、確かに余力が残されていそうだ。ロジャースはパッカーズを13勝4敗でNFC第1シード獲得に導き、2年連続で自身4度目となるオールプロに選出されている。

ラフルアーHCは「私はただ、彼がここに戻ってこられるように全力を尽くし、彼がフットボールチームの方向性に納得して、これからもここで成功し続けることができると確信できるようにしたい。そしてまた、もっともっと上へ行けるようにこの山を乗り越える方法を見つけようと思っている。もちろん、最終的にハッピーになるのは1チームだけで、ロンバルディトロフィーを手にするまでは、自分たちが置かれている状況に満足することはないだろう」と付け加えている。

ロジャースは3月16日(水)に始まるNFLのフリーエージェント期間までに自分の将来について決断を下すと語った。パッカーズの2022年の展望はロジャースが決断するまではっきりしないままだろう。

ラフルアーHCは49ersに敗れたことを受けてスタッフを変更するかどうかを判断するのは、まだまだ先になるとも明かしている。

今シーズンのパッカーズにとってスペシャルチームは大きな問題となっていたが、土曜日に行われた49ers戦も例外ではなかった。パッカーズはフィールドゴールアテンプトもパントもブロックされただけでなく、49ersが決勝点となるフィールドゴールを蹴るときにはブロック要員をフィールドに10人しか並ばせていなかった。ラフルアーHCは試合後に責任の所在は自分にあるとしていたが、スペシャルチームコーディネーターのモーリス・ドレイトンを交代させてほしいという声は、オフシーズンにファンの間で大きく上がるだろう。

ラフルアーHCは「だから、どのコーチもそのプロセスには一切関与していない。ただただ、すべてを見るだけで、すべてを判断してある部分で改善の余地があると感じたら、厳しい決断を下す。しかし、今の時点では、そのようなことは全く考えもしていない」と強調している。

【RA】