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バッカニアーズQBブレイディのスポーツマンシップに反する行為に対する罰則についてオフィシャルが説明

2022年01月25日(火) 16:30

タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Mark LoMoglio】

タンパベイ・バッカニアーズのクオーターバック(QB)トム・ブレイディは2月に開催されるスーパーボウルには出場せず、プロ22年目となるシーズンの最後は悔しい思いをせずにはいられなかった。

現地23日(日)に30対27で敗れたロサンゼルス・ラムズ戦でブレイディは3回のサックを喫し、何度も接触されるなど、たびたびプレッシャーをかけられていた。第2クオーター序盤にラムズのアウトサイドラインバッカー(OLB)ボン・ミラーが上胸部にぶつかってきた際に唇から出血したことを受け、ブレイディはオフィシャルに対する不満を募らせている。

ミラーにヒットされた後、ラフィングザパサーのペナルティがとられなかったことに不満を持ったブレイディは、審判のショーン・ホフリの方を向き、フラッグを引き出そうとした――ブレイディは自分に投げて欲しいと望んだわけではない。

しかし、ブレイディはキャリアで初めてアンスポーツマンライクコンダクト(スポーツマンシップに欠ける行為)のペナルティを受けた。ホフリは試合後、このフラッグについて説明している。

試合後の報告によると、ホフリは「彼は攻撃的な態度で私の顔に近づき、罵詈雑言を浴びせてきた。このヒットに関しては、ラフィングザパサーのレベルには達していないと考えている」と述べたという。

ブレイディは一、二歩、後退したとはいえ、コンタクトの結果として倒れはしなかった。それでもホフリに対する小言は止まらず、ホフリも同じ方法でやり返している。

ブレイディは確かにキャリアを通してクオーターバックへのコンタクトを制限することを意図するルール調整によって保護されており、2008年にブレイディがシーズン終了のACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂に見舞われたときに原因となった行為を排除するために作られたペナルティもある。NFLはクオーターバックの重要性をよく認識しており、臨機応変に対応しているが、唇の出血やフェイスマスクへの軽い接触ではフラッグを引き出すには十分ではないだろう――たとえ、ブレイディがどれほど激しく自分の意見を主張したとしてもだ。

【RA】